てげ、てげてげ こらぼくじゃ

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てげ、てげてげ こらぼくじゃ

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「てげ、てげてげ こらぼくじゃ」とは宮崎弁である。「とても、適当 こりゃあ大変だ」という意味である。宮崎県出身者である筆者は51歳の中年男性であり某大学で教員をしている。僕は5年ほど前から仕事上のストレス過多もあり、うつ病になってしまった。何度か本気で死にたいと思ってきたし、正直に書けば数回自殺未遂をしてしまっている。うつ病という病がこれほどまでに苦しく、厄介で、怖いものとは思いもしなかった。
そんな、うつ病の「山」を迎えていたと思われる最中、僕はある人から「あなたは死のうと思っても死ねません。数多くのご先祖があなたを守ってくれていますから。どうですか、リハビリテーションと思って自分のことを文章にしてみるといいですよ。少なくない人たちに共感を促す文章をあなたは書けるはず。何より、忘れていた、いや、気づいていなかった自分自身に巡り合えるはずだから」と言われ、本書を執筆してみることにした。
幼年期から少年期、青年期、そして就職してからの現在に至る自らのライフヒストリーを振り返ってみると、数多くの「あー、そうだったなあ」と思えるエピソードが述懐できた。簡潔に書けば、わがままで甘えに満ちた僕の半生であるのだが、数多くの友人や親友、恩師、そして両親との接点を通じて、僕には「生きて来て良かったなあ」と思えるエピソードが少なからず存在していることに気づけた。
うつ病となり、「死にたいと思っている今の僕」と「生きて来てよかったなあと思えている僕」は、今まさに「人間試し」の時期にあるのかもしれない。50歳を過ぎた中年おやじには少々酷な苦行のような気もするが、そう受け止めざるを得ない。そしてきっと、うつ病を乗り越えて見せようぞと思う、少しだけ前向きになろうとしている今の僕がいそうな気がしている。なるほど、人生、たまには「立ち止まって振り返ってみること」も大切な営みなのであろう。
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