【オンデマンドブック】世界の起源の泉

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商品説明
もとより名ざしえない者、もはや相まみえることはないであろう私たちの夢……。
文芸評論家・岡和田晃の第二詩集。茨城文学賞を受けた第一詩集『掠れた曙光』(幻視社/書苑新社、2019)以降、2020年1月から2024年4月までに書かれた形而上詩とプロレタリア詩、計52編を一挙に収録。
近現代の文学に随伴し、現代音楽にも通じる技巧性の確保、あるいは「呪いの解放」(睡蓮みどり)に加えて――現場感覚を保持しながら――猖獗を極めるアイヌ民族の否定やガザでの虐殺といった事態への抵抗が目論まれている。
「壘」(主宰・荒巻義雄)、「白亜紀」(主宰・武子和幸)、「潮流詩派」(主宰・麻生直子)といった詩誌に発表された作品や、「現代詩手帖」(思潮社)や「ナイトランド・クォータリー」(アトリエサード)といった商業文芸誌、さらには「早稲田学報」、「茨城の文化」、『詩の檻はない』といった、地域や海外等との連帯を目した媒体に発表された詩群を集成している。

岡和田晃(おかわだ・あきら)
1981年、北海道生まれ。現代詩作家・文芸評論家、東海大学講師。日本ペンクラブ・日本詩人クラブ・日本SF作家クラブ・日本近代文学会、茨城県詩人協会ほか会員。
詩集に『掠れた曙光』(幻視社/書苑新社、2019、茨城文学賞)。文芸誌「ナイトランド・クォータリー」(アトリエサード)編集長をつとめ、自らも英語圏の幻想文学を翻訳する。その他、『メイキング・オブ・アサシン クリード 15年の軌跡』(共訳、グラフィック社、2023)ほか翻訳作品多数。「SF Prologue Wave」編集委員としても、数々の企画をプロデュース。
評論書に『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』(アトリエサード、2013、日本SF評論賞優秀賞受賞論文を含む)、『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(未來社、2014)、『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論集』(アトリエサード、2017)、『反ヘイト・反新自由主義の批評精神 いま読まれるべき〈文学〉とは何か』(寿郎社、2018、北海道新聞文学賞佳作の改題)、『幻想と怪奇の英文学Ⅳ 変幻自在編』(共著、春風社、2020)、『創元SF文庫総解説』(共著、東京創元社、2023、星雲賞)ほか。
編著に『北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(寿郎社、2014)、『アイヌ民族否定論に抗する』(共編、河出書房新社、2015)、『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房、2019)、『上林俊樹詩文集 聖なる不在・昏い夢と少女』(SFユースティティア、2023)、『レヴォリューション+1』(山野浩一著、小鳥遊書房、2024)等。
最近の論文に、潮流詩派賞を受けた「清水博司論」(『清水博司詩集』、土曜美術社出版販売、2021)および「村田正夫論」(『村田正夫詩集』、思潮社、2024)、「アイヌへの加害の歴史、強制された共生 向井豊昭「御料牧場」を対位法的に読む」(「日本近代文学」109、2023)。

装丁・DTP:山川夜高
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