• 発売日:2025/02/01
  • 出版社:ミュー
  • ISBN:9784943995418

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フィルカル Vol. 9, No. 3

フィルカル Vol. 9, No. 3

通常価格 1,980 円(税込)
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商品説明
特集「企業内哲学―企業で/と働く哲学者たち」には、企業内哲学の実践者による論考とフランスの哲学者ジョルジュ・カンギレムの論文「今日のフランスにおいて哲学者であるとは何であるのか?」の翻訳を掲載しています。企業において哲学者にどのようなニーズがあるのか、それに対して哲学者側はなにを提供できるか、そして、そもそも「哲学者」とは何なのか、といった問いについて考えます。
小特集「哲学の最前線―知識の哲学」では、「知的創造性」と「無知」についての最新の議論を、第一線で活躍する研究者がわかりやすく紹介します。
その他にも、シリーズ「著者自身による外国語論文紹介」、「哲学の居場所を探る」(インタビュー)や、分析美学における重要論文(「美的態度という神話」)の翻訳を掲載しています。哲学者の食や仕事場といった日常を描くコラムや、著者自身による自著紹介・書評も。
専門家がつくる哲学誌フィルカル、今号も哲学と文化の《今》を伝えます。
目次
特集 企業内哲学―企業で/と働く哲学者たち
企画趣旨 稲岡大志
誰が哲学者と言われうるのか―「日本における企業内哲学の実際」とその分析 佐々木晃也
企業「内」哲学から「間」でする哲学へ―媒介と対話のプロセスとしての哲学プラクティス 堀越耀介 
ビジネスで哲学する必要はない―企業内美学と遊び場 難波優輝
翻訳 今日のフランスにおいて哲学者とは何であるのか? ジョルジュ・カンギレム、佐々木晃也 訳
解説  ジョルジュ・カンギレム「今日のフランスにおいて哲学者とは何であるのか?」 訳者解題
佐々木晃也

小特集 哲学の最前線―知識の哲学
企画趣旨 藤原諒祐
徳認識論の中の知的創造性 植原 亮
無知の認識論―その成り立ちと近年の研究の諸動向 大橋一平

シリーズ 著者自身による外国語論文紹介
他者を理解すること―推論主義の観点から 飯川 遥
譲歩的共同行為―共同行為論における新概念 三木那由他

シリーズ 哲学の居場所を探る
インタビュー第3回(後半) 松川えり(てつがくやさん)

翻訳 美的態度という神話 ジョージ・ディッキー、銭 清弘 訳
解説  ジョージ・ディッキー「美的態度という神話」訳者解説 銭 清弘

リレーコラム 哲学メシ―完全食編 杉山 弦
リレーコラム 研究者の楽屋裏―小さな書斎の窓辺から 浪波利奈
連載 柔道に見る哲学?!―「練習」と「稽古」の違い 和辻 龍

自著紹介 『SFマンガで倫理学―何が善くて何が悪いのか』(さくら舎、2024年) 萬屋博喜
自著紹介 私たちは自由であるがゆえに運に晒される―『自由と自己の哲学』(岩波書店、2024年) 李 太喜
自著紹介 『真理の本性』(勁草書房、2024年) 須田悠基
自著紹介 『問いが世界をつくりだす』(青土社、2024年) 田村正資
編者による紹介 『ジェンダード・イノベーションの可能性』(明石書店、2024年) 鶴田想人
訳者による紹介 道徳の系譜学へ―『恥と運命の倫理学』(慶應義塾大学出版会、2024年) 渡辺一樹・杉本英太
レビュー ジェームズ・A・ハリス『ヒューム入門』(丸善出版、2024年) 澤田和範
レビュー 酒井健太朗『教育の思想と原理』(晃洋書房、2024年) 山田真由美
レビュー 共鳴する〈トラブル〉―藤高和輝『バトラー入門』(ちくま新書、2024年) 青本柚紀
レビュー 道化と哲学者―Michael Schur, How to Be Perfect (Simon & Schuster, 2022) スティーブン・ミラー、藤井翔太 訳
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