ニコシア発外伝   ~ シリア西方200キロ ~

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商品説明
混迷する中東紛争の真相は、欧州列強の植民地統治による歴史の傷痕という時間軸と、東はアフガニスタン・パキスタンから西は北アフリカに至る地域を、俯瞰視する視点が無ければ見えてはこない。 シリア政府が崩壊の淵にさらされている今、イラクを含むレバントは、完全な無法地帯と化した。それまで、民主化という錦の御旗、大義名分の下に、「悪の枢軸国シリアと独裁者アサド」を掲げ、一切まとまりなきシリア反政府組織に対して武器と資金の援助をしてきた、欧米、トルコ、ペルシャ湾岸の国々。80年代からシリアと関わってきた著者は、それらの声に大きな疑問を抱く。逆にその裏に大国と周辺国の企みが見えるのだ。そしてその草刈場で苦しむのは市井の多くのシリア人達。一体各国の真意と背景には何が潜んでいるのか。まるで油に火が投じられる中、そこに突如出現したIS (イスラム国)。結果的に、今日のISを誕生させてしまったのは誰だと言えるか!シリアの対岸、キプロスの首都ニコシアの窓を通し、大国と周辺国による政治的思惑と利害の錯綜、その深遠を抉る。 このシリアの大悲劇は、唯一「HANDS OFF SYRIA」(シリアから手を引け シリアに構うな)でしか救われない。それが、サイクス・ピコ以来の歴史の惨禍が伝えている教訓なのである。
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