雲上に錦織りなす初日映え
これが本書の冒頭の句で、この句から私の俳句人生が始まりました。
令和二年の新春に詠んだ句です。それから一年あけて第二の句が生まれました。
令和三年は、二度目の東京オリンピックの年であり、私にとっては俳句に色濃く関わった年となりました。
本書は、冒頭の句を除けばすべて令和三年の一年間に詠んだものをその順に記載したものです。
新春・冬 春 夏 秋 冬
の構成にまとめてあります。
著作活動において三十三年の周期で著書に恵まれるとの私の人生を意味するものとしてタイトルをつけました。
芭蕉の『奥の細道』を意識した命名ともなっています。
ひたすら自然描写・情景描写に徹しました。
句にはすべて読みが添えられ
短文ながらも味わいある添え文を付してあります。
読み物としても愉しめるものとなっています。
作品中には表紙絵を描いていただいた画家藤井順子さんの季節の花々のカット絵を配し合間を愉しみながら読み進めます。最後のものは表紙絵の「くろちゃん」の横向き姿となっています。藤井さんとは猫好きで近しい間柄となりました。
白馬連峰の雪景色を詠んだ句に誤りを訂正し、詠み直しまして、第二版の発行といたしました。