「詩の美 高畑耕治エッセイ集」の第1冊目
「詩旋律」では、日本語の詩の美、詩の抒情は言葉の音楽、
歌の調べによって生まれてきたこと、生まれることを、
優れた作品と、歌論、詩論から浮き彫りにする。
第一章と第五章は、詩と詩作、文学、芸術についてのエッセイ。
第二章は口語自由詩をめぐる中原中也、高村光太郎、萩原朔太郎の
詩論をとらえなおす。
第三章は和歌の調べ。万葉集、和泉式部、式子内親王、藤原定家、
永福門院の、美しい心に響く歌の調べを聞きとり、藤原俊成の歌論
にもふれる。
第四章は俳句の調べ。松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶の句と
種田山頭火の自由律俳句には、美しい音楽性が響いていることに
耳を澄ませる。
第一章 詩想
詩を生むもの
詩が生まれでるふたつのかたち
詩を息づかせるもの
なぜ言葉で
詩だから伝えられるもの
詩のしらべ
詩と詩集についての覚え書
詩って、ほんとはなんだろう
詩想『詩集 こころうた こころ絵ほん』
詩想『詩集銀河、ふりしきる』
作品が生まれる、時 など
第二章 口語自由詩の韻律
中原中也の「ゆたりゆたり」
高村光太郎、胸中から迸り出る言葉
萩原朔太郎 『詩の原理』 『恋愛名歌集』 など
第三章 和歌の調べ
万葉集、好きな歌
藤原俊成『古来風躰抄』
和泉式部、あくがれる魂の歌
式子内親王、言魂の韻律美
藤原定家の象徴詩
永福門院、調想不離の美 など
第四章 俳句の調べ
書の美。
変体仮名
俳句の調べ
・松尾芭蕉の破調
・与謝蕪村、音の美
・小林一茶。見据える目
・種田山頭火の自由律俳句
第五章 詩想の木魂
和歌の韻律
言葉の音楽性
詩の創作
創作意思
音数律論の偏狭さ
作品宇宙の必然
現代の詩の可能性について
現代詩の衰弱の主要因
日本語生来の資質と美の姿
詩、定型詩の音数律と韻律のひみつ
無限諧音詩歌
詩を愛す。
芸術家の言葉の棘を
現代短歌と現代詩
降り注がれ、授けられた詩歌
文学、創作のこと
言葉の生命力
詩と詩作について など