祝!栗山英樹さん
2026年 野球殿堂入り
2026年1月15日、競技者表彰エキスパート表彰から栗山英樹さんが殿堂入りとなりました。おめでとうございます!
野球殿堂とは
野球殿堂は、日本の野球の発展に大きく貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設されました。野球発祥の地である米国では、1939年に野球殿堂が創設され、日本の殿堂の20年先輩になります。「殿堂」とは英語では、"Hall of Fame"といわれ、直訳すると「名誉の殿堂」という意味になります。殿堂入りされた方々の表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)を、野球殿堂博物館内の殿堂ホールに掲額し、永久にその名誉を讃えます。野球殿堂入りには競技者表彰と特別表彰があります。
(公益財団法人 野球殿堂博物館 公式ホームページより引用)


今回のキーワード
自分の凝り固まった考えをやさしく揉み解してくれる、「心の揺らぎ」を味わってみてください
栗山店長コメント
栗山店長コメント
大変なことが起こったときこそ人の度量が測られるといいます。
この本のはじめの章はまさしく五木さんご自身に「大変なことが起こったとき」の様子が描写されていて、癌の告知、治療、そしてその後に至る感情の変化が、丁寧に綴られています。
これまで五木さんの本にどれだけ安心と心のやすらぎをいただいたかわかりませんが、93歳になられて私たちのもとに届けてくださったこの一冊もやはりそうでした。
数年前、念願かなって五木さんにお目にかかり、さまざまなお話をお伺いする機会に恵まれました。
中でも印象的だったのは、「対話」がいかに大切か、改めて教えていただいたことです。
対話については、この本の中でも触れられていて、「対話とは、人間が持つ差異、つまり自分と他者は違うという事実を確認し合うこと」、「仲良く共鳴するためにあるのではなく、異質なものと接触すること」とおっしゃっています。
その対話という行為によって異なる考え方と接し、そこで心の揺らぎが起こります。
年齢を重ねるにつれどうしても硬くなっていってしまうものの考え方や頭を、その揺らぎがリラックスさせ、活性化してくれるのです。
この新刊を読んでいると、まさに五木寛之さんと対話させてもらっているような感覚になります。
ぜひあなたも、自分の凝り固まった考えをやさしく揉み解してくれる、「心の揺らぎ」を味わってみてください。

大切な人のために、自分自身のために、手に取ってほしい一冊です
栗山店長コメント
「若者はこういったところから、いろんなことを学んでいるんですかね」と知人から教えてもらい、読んでみた一冊です。
きっと多くの若者たちはSNSで本の存在を知り、それぞれのスタイルで読み、世の中のこと、人として大切なことを学んでいるんだな、ということを実感しました。
ここに収録されているどのエッセイにも、たくさんの共感と気づきが凝縮されていて、本音で語られる言葉は、間違いなく若い人たちにもしっかり届くはずです。
〇真っ先に挙げられる愛読書を十冊は持つこと。
〇嫌いな人を許す。
〇とにかく、恥をかく。
〇朝と昼と夕は、勉強、勉強、勉強、あくまで勉強。
などなど、「二十歳の時に知っておきたかったことリスト」には、35もの項目が列記されていますが、二十歳とは言わず、おそらく何歳の人が読んでも思わず頷かされるものがたくさんあるのではないでしょうか。
理論ではなく、実体験から何を感じ、どうしていくのか。
何かに縛られることなく、しっかりと自分で考え、自分で決める。
そして、それを実践した先はどんなカタチになっていくのか、「今」にばかりとらわれていると、なかなか先のイメージは持てないものですが、その方向性も示してくれています。
学校が嫌なら、行かなくてもいい。でも勉強は続けた方がいい。
本も、少し読んだ方がいい。それは頭がよくなるからとか、そんな理由からではい。頭なんか悪くてもいいと、思わせてくれるからだ。どんな風になっても、生きていけると教えてくれるからだ。
いくら素晴らしいことや考え方があっても、伝わらなければ大きな意味は持ちません。
大切な人のために、自分自身のために、手に取ってほしい一冊です。

珠玉の言葉たちに触れ、「情緒」を見詰め直してみてはいかがでしょうか
栗山店長コメント
栗山店長コメント
「人の中心は情緒である」
世界的な数学者であり、思想家として多くの名随筆を遺された岡潔さんは、代表的な名著『春宵十話』の中で、そう説かれています。
論理的な要素を強く感じさせる数学者が「情緒」を持ち出すことを意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、岡さんは「数学の本質は『計算』や『論理』ではなく、情緒の働きだ」と語り、その重要さを訴えられました。
「数学とは、自らの情緒を外に表現することによって作り出す学問芸術の一つだ」と。
そして、「情緒には民族の違いによっていろいろな色調のものがある」とした上で、「日本的情緒」ということにも触れられています。
「絶えず善行を行なっていると、だんだん情緒が美しくなっていって、その結果他の情緒がよくわかるようになり、それでますます善行を行なわずにいられないようになるのである」
それが日本のお国柄であり、そうして日本的情緒ができ上がったのだと言うのです。
この国の人たちがもともと持っていたものをいかに無くさず、育んでいくか。
私が生まれた頃に書かれた一冊の本は、我々の持つ情緒に、今一度じっくりと向き合わなければいけない、そう心に迫ってきました。
「本だって読むことより、読みたいと思う気持ちが大切だ」、これも岡さんの言葉。
今こそ、そんな珠玉の言葉たちに触れ、「情緒」を見詰め直してみてはいかがでしょうか。

栗山英樹氏と有志による
北海道栗山町の手作り天然芝球場
栗の樹ファーム
栗山店長からのご挨拶
自分の人生で経験できることは限られていますが、私たちは「本」を通じて先人の素晴らしい経験や考え方を学ぶことができます。
また、人としての大切な情緒を熟成するには、動画だけでなく文字から取り入れ、自分の頭で考える時間がどうしても必要だと私は思うのです。
そこで今回、こんな場所を作ってもらいました。
大変な時代だからこそ、自分の助けになる一冊と出会うきっかけになったら嬉しいです。
栗山英樹書店について
北海道日本ハムファイターズ、野球日本代表「侍ジャパン」を監督として率いた栗山英樹さん。この連載では毎回、その真摯で“実践的”な人生論に根差した書籍たちをご紹介いただきます。
2026-03-11
栗山店長からのご挨拶
自分の人生で経験できることは限られていますが、私たちは「本」を通じて先人の素晴らしい経験や考え方を学ぶことができます。
また、人としての大切な情緒を熟成するには、動画だけでなく文字から取り入れ、自分の頭で考える時間がどうしても必要だと私は思うのです。
そこで今回、こんな場所を作ってもらいました。
大変な時代だからこそ、自分の助けになる一冊と出会うきっかけになったら嬉しいです。

栗山 英樹
(くりやま ひでき)
1961年東京都生まれ。監督として2016年に北海道日本ハムファイターズを日本一に、2023年には侍ジャパンをWBC世界一に導く。2024年、日本ハム球団の最高責任者であるCBOに就任。『信じ切る力』(講談社)、『監督の財産』(ワニブックス)、『栗山英樹の思考』(ぴあ)など著書多数。2026年1月に『栗山英樹がトップ経営者から引き出した逆境を突破するための金言』(HNK出版)を発売。

著書一覧はこちら
前半 / ジュンク堂書店現役書店員 大賞受賞
後半 / 犬怪寅日子さんインタビュー

