
書店員が選ぶノンフィクション大賞2026
大賞作品発表

書店員が選ぶノンフィクション大賞2026 受賞作品は、
なんかの菌著『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』(集英社インターナショナル)に決定いたしました。

贈呈式レポートを公開しました。
(2025年11月21日公開)
受賞作品
大賞
作品
プロフィール

なんかの菌
(なんかのきん)
長野県に生まれる。神戸大学大学院にて美術史学を専攻。水族館の採用試験で物好きな館長に採用され、海水魚の飼育員を経て社会教育を担当する。現在は生きもの関係を中心としたイラストなどを請け負っている。著書に『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』『水族館飼育員のキッカイな日常 増補新版』(ともに集英社インターナショナル)がある。何十年前かに入手したフレイザーの『金枝篇』が読めなすぎてもはや壁画と化している。
なんかの菌 10/5水族館本増補新版発売
@washoking
なんかの菌
@nankanokin
なんかの菌さんからの受賞コメント
小さい頃はFBIに憧れ、学生の頃は美術館の学芸員を目指し、、、気がつけば今、自分の書いた本が賞をいただくこととなりました。なにもかも、想定外の出来事だらけの人生です。水族館で働いているときもそうでした。出会うもの、起きることすべてが鮮烈で想像を超えていて、こんなに面白い世界が日常としてとおりすぎていくのはもったいないと思った日々でした。その断片を拾い集めたのがこの本です。きっかけはきわめて個人的な動機ですが、本書を通して水族館や生きものたち、さらにはそこにかかわるすべての人々の、想定外の魅力を楽しんでいただければこれ以上のことはありません。
このようなニッチな本を応援してくださった書店員の皆様、制作にかかわった皆様に、感謝申し上げます。
書店員のお祝いコメント
ノンフィクション大賞受賞おめでとうございます。私自身も生き物がとても好きで、将来は動物に携わる仕事に就きたいと考えていた時期もありました。水族館もよく行きますがそのバックヤードはこんなことになっていたのか!なんてマニアックなんだ!と大変興味深く読ませていただきました。今後はその裏側を想像しながら生き物たちに会いに行こうと思います。
(丸善 日本橋店 / 芸術書担当 / R.N.)
最初から最後まで、水族館愛たっぷりの本をありがとうございます。飼育員たちの苦労やちょっと変わったこだわりが伝わってきて、「書店にもこういう店員いる!」なんて思いながら読ませていただきました。この本を読んでから水族館に行くと今までと違った楽しみ方ができ、その楽しみが多くの人に伝わればいいなと思います。この度は、「書店員が選ぶノンフィクション大賞2026」受賞おめでとうございます。
(丸善ジュンク堂書店 営業本部 / Y.K)
受賞記念トークイベント
「書店員が選ぶ ノンフィクション大賞 2026」大賞受賞を記念して、著者・なんかの菌さんのトークイベントを開催します。
水族館夜話 暗躍する飼育員たち
登壇者 :
なんかの菌さん/下村実さん
日時 :
2026年11月25日(水) 19:00 ~ 20:00
お申し込み :
2026年10月16日(金)9:00~2026年12月10日(木) 12:00まで

「書店員が選ぶ ノンフィクション大賞」とは
丸善ジュンク堂書店各店および日本全国の書店員が、対象期間中に発行されたノンフィクションのなかで最も「売りたい」と思う作品を選ぶ賞。第1回目となった2023年は対象期間は設けない「オールタイムベスト」という基準で選考、2024年からは年ごとに年度ベストを選定しています。
ノミネートされた45作品に対して、9月10日~9月30日の期間、全国の書店員に投票を募り、大賞を決定いたしました。
ノンフィクション大賞ノミネート作品 選考基準
- ドキュメンタリーやルポルタージュだけでなく、記録文学、自伝、評伝、考察、紀行文、インタビュー集、回想録など広い範囲を「ノンフィクション」と定義
- 2025年6月~2026年6月に刊行されたものが対象
- 日本語書籍に限らず、海外作品の日本語翻訳書も対象
以上の条件で全国の書店員から推薦作品を募り、その中から販売可能な45作品を選出