新型コロナの流行が収束し、海外との往来が活発になる中で、異文化を直接体験することの重要性が改めて注目されています。日本人の価値観や思考は独自かつ均質であり、海外での生活や交流はそれを相対化し、自身を見つめ直す機会となります。研究の世界でも同様で、異なる文化や視点に触れることは新たな発想を生み出します。たとえば日本肥満学会が提唱した「女性の低体重/低栄養症候群(FUS)」は、国際的視野を背景とした新たな展開の一例です。本特集では、留学や国際交流を通じて得られた研究や教育の成果、推進に携わる人々の視点を通して、国際交流の意義と今後の可能性を考えます。