■【想田和弘責任編集】非暴力による防衛は可能か
ジーン・シャープを現代に生かす
暴力が世界中に蔓延し、戦争・紛争が絶えない。ロシアによるウクライナ侵略、イスラエルによるガザへの攻撃、世界各地で続くテロ、内戦……。そうした危機や不安を背景に、日本でも憲法9条の改正や防衛力を増強する動きが強まっている。私たちはこうした流れに抗することができるのか。非暴力による平和・市民的防衛を追求したジーン・シャープの思想を手がかりに、シャープの同僚であったジャミラ・ラキーブ氏、シャープの理論をセルビアで実践したスルジャ・ポポヴィッチ氏、立命館大学国際平和ミュージアム館長の君島東彦氏との対話を通して考えてみたい。
●応戦でも屈服でもない第三の道
想田和弘
●ジャミラ・ラキーブ氏インタビュー
理想主義という誤解 非暴力だからこそ守られる命
アフガニスタンから難民として米国に渡ったジャミラ・ラキーブさん。ジーン・シャープに出会い、現在は研究所を引き継ぐが、最初はシャープの理論に懐疑的だったと語る。
●スルジャ・ポポヴィッチ氏インタビュー
非暴力抵抗運動のリアル オトポール!の成功から学ぶ
ジーン・シャープの理論を実際の革命運動で実践し成功させた伝説的な人物、スルジャ・ポポヴィッチ氏。その活動経験に基づく話は具体的で深い。
●【対談】君島東彦×想田和弘
主体的な取り組みが民主主義を強化する 平和憲法を持つ日本でこそ非武装の市民的防衛を
想田和弘編集委員がジーン・シャープを知るきっかけとなったのがウクライナ攻撃について聞いた君島東彦氏へのインタビュー(本誌2022年4月1日号掲載)。それから3年、ウクライナ戦争はいまだに続いている。日本は自衛隊による「専守防衛」で自国を守れるのか? 日本での非暴力による市民的防衛の可能性について2人が語り合った。
◆非暴力抵抗を知るための9冊
◆非暴力行動198の方法