■【新シリーズ】どうする日本政治
多党化時代を問う
日本政治は、今年7月の参院選の結果、単独では政権を担えない政党が乱立する「多党化の時代」を本格的に迎えた。選挙制度も一因だが、有権者の政治的ニーズがさまざまに分散化したためだ。10月10日には、公明党の斉藤鉄夫代表が26年間続いた自民党との連立政権から離脱する方針を表明し、政局はさらに流動化する。10月21日に新首相が決まったが、短期政権になる恐れもある。多党化時代の
日本政治はどうあるべきなのか。それは日本社会にどのような影響を及ぼすのか。
私たちはどう行動すべきなのか。「多事争論」で考える新シリーズを始める。「異論反論」を投書欄などにぜひお寄せいただきたい。読者とともによりよい道を考えてゆきたい。
●生きながらえてきた55年体制の終焉
根本争点が「格差」から「存続可能性」へと移動
白井聡
●国家規模の集団化と独裁的な政治家が犯す大きな過ち
ジョン・レノンを口ずさみながら祈る
森達也
ほとんど政権交代が行なわれなかったこの国は多党化時代にどこに向かうのか。群れる本能を持つ私たち人類にはどんな落とし穴がありうるのか。そして、希望はあるのだろうか。