■認知症とともに生きる
あなたや家族がもし認知症になったら、どんな症状があり、どうしたらいいのか。9月の「認知症月間」を経、わたしたちは改めて、だれもが当事者となりうる認知症とともに生きるため、何が大切かを考えたい。介護家族や介護職、専門家らの鼎談、寄稿で認知症の「いま」を紹介する。
●【鼎談】佐々木元子×髙口光子×中澤まゆみ
当事者が発するSOSやメッセージを見逃さないでほしい
認知症に対する誤解や偏見はいまだに大きく、認知症の当事者や介護家族の悩みは尽きない。そうした問題点にどう向き合えばいいのか、ノンフィクションライターの中澤まゆみさんを進行役として、公益社団法人認知症の人と家族の会東京都支部代表の佐々木元子さん、元気がでる介護研究所代表の髙口光子さんに話を聞いた。
●認知症基本法で何が、どう変わったのか
追いつかない理想の実現と具体的施策への失望
野田真智子
認知症は、新たな研究が進み、認知症状を引き起こす原因となる体のしくみや働きの解明が少しずつ進んでいる。そうしたなかで昨年1月に施行された認知症基本法で、わたしたちの暮らしは、そして認知症への認識はどう変わったのか。