産婦人科医もときどき,様々な大ピンチに遭遇する.大ピンチとその対処法を知っていれば,いつ大ピンチになっても怖くない.経験豊富なドクターにとってはたいしたことのない状況でも,若いドクターには大ピンチになり得る.担当医である以上,たとえそれがベストの対処法でなくても,何とか対応して切り抜けなければならない.そこで,本特集では若いドクターがこれから遭遇する可能性がある大ピンチを紹介するとともにその対処法を経験者に図表を交え解説していただいた
執筆者は,大ピンチの対処法を少なくとも1つは知っているドクターということで選ばせていただいた.大ピンチを経験したことがあれば,経験豊富なドクターに限らず若いドクターにも執筆いただいている.したがって今回の対処法よりもベターな対処法をご存知のドクターもおられることだろう.本特集で取り上げたピンチよりもっともっとピンチな経験をされたドクターもおられるだろう.読者が所属されている病院やクリニックや医局,さらには学会や研究会でこうしたピンチが話題になって,議論のきっかけになれば素晴らしいことと考える.本特集が少しでも皆様の診療に役立ち,産婦人科分野の発展に貢献することを期待してやまない.