【特集1】平和の決算
「平和国家」の柱が崩れている。
日本は、専守防衛を政策の根幹に据えたはずだった。
だが、自衛権行使の3要件、
武器輸出3原則も修正され、
残る非核3原則の見直しまで口にされている。
おおもとにある9条をにらんでの憲法改正論も喧しい。
そもそも日本は平和だったのか。
憲法の枠外に置かれ、恐怖と欠乏の中にある人がいる。
一国平和主義への批判も根強い。
戦後の再出発から、人びとはなぜ、
どのような平和を求めてきたのか。
戦争の言葉に呑み込まれないために立ち止まる。
【特集2】半径500メートルの自治
もっとも身近な民主主義といわれる自治。
いつまでも決まらない、男性中心、
人間関係がわずらわしい……
そのハードルはなぜこれほど高いのだろう。
だが、「効率的」な資本主義システムのもとで進む
軍拡競争、環境破壊、格差の拡大のなかで、
私たちがもつ抵抗の足がかりは、
まず「半径500メートル」を耕すことにあるかもしれない。
めんどうで地道な対話は、
少しずつ街を、社会を変えてきた。
その営みを見つめなおす。