地平 2026年 06月号 [雑誌]
  • 発売日:2026/05/07
  • 出版社:地平社
  • JAN:4912060530662

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地平 2026年 06月号 [雑誌]

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商品説明
★特集1 瓦礫の上に立つ――国際法の死と生

 瓦礫の上に、いま私たちは立っている。
 ガザで、ウクライナで、イランで、国際法は繰り返し踏みにじられてきた。なぜこんなことが許されるのか。どうして暴挙をとめられないのか。責任者の処罰は実現できないのか。
 民間人の保護、武力行使の制限、人道の原則――国際法は死んだのか。あるいは、もともと無力な理想にすぎなかったのか。
 だが、国際法は無視されながらも、つねに参照され、正当化の言葉として呼び出されつづけてもいる。国際法は「ない」のではなく、「働かなくさせられている」のではないか。
 本特集は、このねじれた現実から出発する。
 国際法とは何なのか。そして、廃墟からなお、それを再び意味あるものとして立ち上げることは可能なのか。
 瓦礫の中からしか見えないものがある。破壊のただ中で、正義と法の意味をあらためて問いつづけよう。本特集は、その問いに応答しようとする試みである。


★特集2 残り85秒――核戦争の現実味

 世界は、その終末まで「残り85秒」――。
 核戦争勃発までの人類の残り時間を数える終末時計は、これまででもっとも差し迫った危機にあることを示した。
「今夜、一つの文明がまるごと滅び、二度とよみがえることはないだろう」。
 世界一の核大国の大統領が、核を持たない交戦相手に対してこのように言い放ったあとでは、この秒針はさらに進んでいるだろう。
 この危機の中、日本では「非核三原則」の見直しを持論とする人物が首相となった。
 いま日本が非核の道を進むのか、核に頼る道を進むのかは、国際的に見て決定的な意味を持ってくる。
 秒針の進みを少しでも遅らせ、反転させるために、特集する。


★特集3 つくられた「外国人問題」
目次
★知層 News In-Depth
パレスチナ人死刑法制定へ——イスラエルの国際犯罪髙橋宗瑠(ニューヨーク大学アブダビ校)
南鳥島は適地か?――核ゴミ処分に潜む多くの難題高野 聡(原子力資料情報室)

★特集1:瓦礫の上に立つ――国際法の死と生
瓦礫の前から応答する――国際法を「働かなくさせる」瞬間に根岸陽太(西南学院大学)
〈国際法の死〉のむこうにーー潜在的法規範を思索する最上敏樹(バーゼル大学客員教授)
ガザ後の世界――不処罰という鮮明な課題(上)ヤコヴ・ラブキン(モントリオール大学名誉教授)

★特集2:残り85秒――核戦争の現実味
トランプ・ダメージと核のパンドラ――臨界点に向かうNPT体制太田昌克(共同通信)
「持ち込ませず」の意味――非核三原則の前線梅林宏道(ピースデポ顧問)

★特集3:つくられた「外国人問題」
「不法滞在者ゼロプラン」と排外主義――人権保障の変質指宿昭一(弁護士)
生きることが否定されつづける――強制送還がもたらす命と尊厳の搾取加藤美和(仮放免高校生奨学金プロジェクト)
市民が政治を動かしたーースペインの移民在留資格正規化パブロ・カスターニョ

★単発
アメリカはなぜ過ちを繰り返すのか生井英考(アメリカ研究者)
対抗するラテンアメリカ――新たな社会像への模索後藤政子(神奈川大学名誉教授)
戦争の実験場としてのガザーー構造の転換をヤラ・ハワリ

★連載
〈新連載〉〈叛-地政学〉への旅――いくつものフォルモーサへ 第1回 軽やかな不変性今福龍太(文化人類学者・批評家)
台湾・麗しの島だより 第24回(最終回)台湾映画の現在地 『霧のごとく』と『湯徳章ーー私は誰なのか』栖来ひかり(文筆家)
日本の公安警察2025 第10回 「国家情報局」構想の本質青木 理(ジャーナリスト)
〈連続インタビュー〉加害研究の戦後史 第3回 東アジアに開かれた歴史へ笠原十九司(都留文科大学名誉教授)
ルポ 世論工作――原発と情報統制 第3回 除染事業をポジティブに野池元基
電力総連の研究 第4回 左派一掃後の関電労組後藤秀典(ジャーナリスト)
ユース・ポリティクス 第3回 自分たちで自分たちの代表を送り出す能條桃子(FIFTYS PROJECT)
ウクライナ通信 第24回 再び破られた復活祭停戦尾崎孝史(写真家)
歌舞伎町で。 第12回 続・性風俗という暴力仁藤夢乃(Colabo代表)
山椒のひとつぶ 第2回 媚態とデマの政治家辛淑玉(のりこえねっと共同代表)

★書評 Independent Book Review
「生き延びたものたちの哀しみ」とともに村上陽子(沖縄国際大学)
個と場と本 第23回 欲望はどう戦争を支えるのか磯前大地(くまざわ書店八王子本店)
編集部のイチオシ新刊

Sounds of the World 第24回 ブラー石田昌隆(フォトグラファー)
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