地平2026年8月号 (2026年08月号) [雑誌]

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地平2026年8月号 (2026年08月号) [雑誌]
  • 発売日:2026/07/06
  • 出版社:地平社
  • JAN:4912060530860

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地平2026年8月号 (2026年08月号) [雑誌]

地平2026年8月号 (2026年08月号) [雑誌]

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商品説明
★特集1 教育と平和
 戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない。――数千万人という膨大な犠牲の上に、世界大戦の「戦後」を歩き始めた人類社会の反省と決意を、ユネスコ憲章は、そのように表現した。
 人の心に平和の砦を築くために、何ができるだろうか。
 疑いようもなく、教育こそ、その最大のフィールドであろう。

 ユネスコ憲章と同様、日本国憲法も戦争への反省から生まれた。私たちは、この憲法で、すべての人間が平和のうちに生きる権利を持つことを確認した。そのもっとも重要な公共的実践が、平和教育である。それは、戦後日本の土台を継承する営みである。
 平和教育は、本質的に“政治的”である。なぜならそれは、戦争と暴力と差別の否定という理念に立つからだ。かつての世界戦争が、「人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代りに、無知と偏見を通じて人間と人種の不平等という教義をひろめることによって可能にされた戦争であった」(ユネスコ憲章)からである。
 いま、教育現場の実践が、「政治的中立」という言葉によって呪縛されつつある。人の心に平和の砦を築くために、私たちは何を学び、何を次世代へ手渡していくのか。その課題と向き合いたい。


★特集2 戦後でありつづける――不戦の100年へ 2
 本誌は、戦後80年となる昨年8月号の特集で、「不戦の100年へ」と銘打った。
 そして今年、私たちは戦後八一年を迎えることができた。――だが、盤石の基盤があってのことではない。
 高市首相は、トランプ大統領の要請があれば、ホルムズ海峡への自衛隊派遣を行なうつもりであった。私たちが再び侵略の加害者となっていた可能性はあった。
 この一年、日本は確実に戦争への準備を進めた。「敵基地攻撃」の能力を持つ長距離ミサイルが熊本をはじめ配備され、武器輸出が解禁された。そして今、さらなる軍事費の拡大と日米軍事一体化を進めるための「安保三文書」の改定作業が始まった。
 政府の設けた「有識者」会議で、「新しい戦い方」や「継戦能力」といった言葉が飛び交う。私たちが憲法によって戦争を禁じたことなど、どこ吹く風という態度だ。
 この“戦後”を終わらせてはならない。私たちにいま求められていることは、市民社会の側から、武器によらない平和への具体的な構想を提示し、議論を深めながら共有し、広げていくことだろう。この特集では、戦争の記憶を継承し、次世代に手渡していくために、市民社会・メディア・教育がいかなる役割を果たすべきなのかを考えたい。


★特集3 脱石油文明論
目次
★知層 News In-Depth
ペルー大統領選挙ーーもつれる背景と政治の課題村上勇介(京都大学)
ソウル市長選 進歩派はなぜ敗北したか石坂浩一(立教大学)

★特集1:教育と平和
平和のうちに生きることを学ぶ平井美津子(子どもと教科書大阪ネット21事務局長)
平和教育・政治教育における政治的中立性前川喜平(元文科省事務次官)
〈インタビュー〉曖昧さの中の平和と自由田原総一朗(ジャーナリスト)

★特集2:戦後でありつづける――不戦の百年へ・2
戦後でありつづけるために――「日中不再戦」と日本の選択中野晃一(上智大学)
〈声明〉武器によらない安全保障へ――平和主義をあきらめない平和構想提言会議
「時はきた」と言わせない――戦争の記憶とメディアと平和主義大森淳郎(元NHK放送文化研究所)
〈インタビュー〉骨の声をきく――加害の歴史から平和を再構築する井上洋子(刻む会)
平和教育の力――体験の継承と子どもたちとの対話平林千奈満(長崎大学核兵器廃絶研究センター)

★特集3:脱石油文明論
中東と化石燃料資本主義――石油・軍国主義・世界秩序アダム・ハニーヤ(ロンドン大学)
化石燃料時代に逆らうコロンビア(前)アンドレアス・マルム(ルンド大学)、マクシー・ゲズ(ジャーナリスト)
〈解説〉気候対策のある世界をのぞきみる中村峻太郎
〈連載〉再生可能エネルギーの底力 第2回 「面白い」がつなぐ市民風力と洋上発電まさのあつこ(ジャーナリスト)

★単発
〈短期連載〉イスラエル 戦争経済とその崩壊(上)ーー戦争を支える第二の通貨シャー・ヘヴァー(経済学者・在ドイツ)
見せしめと懲罰の劇場――ガザ支援船団員の拘束ヴィジャイ・プラシャド(トリニティ・カレッジ)

★連載
加害研究の戦後史 第4回 戦後の抑圧からマイノリティ研究へ内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
山椒のひとつぶ 第4回 記憶を嘲笑する――「タンクデー」騒動と韓国極右辛淑玉(のりこえねっと共同代表)
日本の公安警察2026 第11回 歯止めを壊す警察権力青木 理(ジャーナリスト)
ユース・ポリティクス 第5回 未来の首相が育つ場所――北欧社会からのアイデア①能條桃子(FIFTYS PROJECT)
歌舞伎町で。第14回 見えなくすればいいのか?仁藤夢乃(Colabo代表)
ウクライナ通信 第26回 狙われる原子力関連施設尾崎孝史(写真家)
ルポ 世論工作――原発と情報統制 第5回 子どもと親を狙え野池元基
台湾・麗しの島だより 番外編① 民主の花咲く台北観光ガイド――中正紀念堂と殷海光旧宅栖来ひかり(文筆家)
叛-地政学の旅へ――いくつものフォルモーサへ 第3回 アメリカの外なるアメリカ、内なるアメリカ今福龍太(文化人類学者・批評家)

★書評 Independent Book Review
「普通の人」と歴史の責任――韓国の思想的営為から学ぶ加藤直樹(ノンフィクション作家)
アメリカの鏡像としてのイスラエル兼子 歩(明治大学)
個と場と本 第25回 沖縄と台湾――隔たりではなく繋がりを辿る森本浩平(ジュンク堂書店那覇店)
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忘れられた未来へ 第2回 オルゴフ電波光学望遠鏡星野 藍(写真家)
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