週刊金曜日 (2026年06月3週目号) [雑誌]
  • 発売日:2026/06/19
  • 出版社:金曜日
  • JAN:4912229330669

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週刊金曜日 (2026年06月3週目号) [雑誌]

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商品説明
■憲法の現場から・沖縄

沖縄の人々にとって戦争を巡る重要な日は二つある。一つは1945年の沖縄戦で旧日本軍による組織的な戦闘が終結したとされる6月23日の「慰霊の日」。もう一つは72年5月15日に果たした日本への復帰を由来とする「沖縄本土復帰記念日」だ。平和国家をうたった日本国憲法が施行されたのは1947年5月3日だったが、米国の統治下にあった沖縄での適用は、四半世紀も後だった。

 復帰から半世紀余。いまも沖縄には米軍専用施設の7割が集中するだけでなく、新たな米軍基地の建設が進み、自衛隊基地も国境の島々で次々に新設と拡張が続く。憲法9条が宣言した戦力不保持の理念は遠く、「基地のない平和な島」を念願した県民の目に憲法はどのように映っているのか。

●復帰運動世代を落胆させた「平和」理念の形骸化
「番外地」への逆行ではなく「活憲」の追求を
潮平芳和

平和国家の理想を求めて「祖国復帰」したはずの沖縄で、安全保障が憲法より優先されるかのような事態が続く。自衛隊の「南西シフト」に伴い再び戦場になるという不安も広がる。地元住民の声を聞き続けてきたジャーナリストが、憲法の理念を生かしてこなかったこの国のあり方を問う。

●日本最西端・与那国島、「台湾有事」の最前線 配備から10年の実情
「国策」が島の日常に落とす影
西村仁美

琉球弧の西端に位置し、過去には海洋貿易で栄えた歴史を持つ島も人口が年々減少。基地による活性化を期待した町当局は今では自治への影響を懸念する。そうした中、基地の拡張予定地に土地を持つ一人の男性住民に話を聞いた。

●辺野古沖土砂採取の宮城島、基地で揺れる宮古島から報告
軍事要塞化に抗う「足の戦術」
下地毅

沖縄県名護市辺野古沖の新基地建設や自衛隊の「南西シフト」が進むなか、「沖縄を再び戦場にさせない」と、ふるさとの軍事要塞化に抵抗する人たちがいる。その思いを、地元ジャーナリストが現場から報告する。

●【9条】学習院大学教授青井未帆さんに聞く
日本を救う最強の「防波堤」を高市首相が改定する狙いは?
聞き手・まとめ/半田滋

高市早苗首相は4月の自民党大会で憲法改正へ向けた意欲を語った。しかし3月にはトランプ米大統領の求めたホルムズ海峡への自衛隊派遣を断るなど、過去を振り返っても、日本が米国の戦争に巻き込まれる危機を憲法9条の歯止めにより、何度も回避している。防衛ジャーナリストの半田滋氏が自身の見解を交え、青井未帆教授(憲法学)に話を聞いた。
目次
再審制度見直し今国会で成立へ
法務省案「抗告禁止」は骨抜き状態
◉佐藤和雄


「アイヌには返すが琉球には返さない」背景に先住民族の認定めぐる食い違いが
遺骨返還をめぐる二重基準
◉平野次郎


パレスチナからの報告 イラン攻撃とイスラエルの野望②
「合法的」な略奪、襲撃。その先にある完成図
◉小田切拓



きんようアンテナ
再審法見直し、袴田ひで子さん、村山宏昭さん意見陳述、衆院で可決
◉粟野仁雄

安保法制違憲訴訟、東京高裁は棄却、「女の会」は最高裁に上告へ
◉阿久沢悦子

動燃差別是正訴訟、最高裁が上告不受理を決定、被告側敗訴確定
◉稲垣美穂子


【提携連載企画】 〈人質司法〉 悪党たち 13
関生型運動に対する財界の警戒感
「箱根の山を越えさせるな」
◉Tansa渡辺 周、中川七海

暗夜胸に手をおいて 第三十八夜
ポジティブなネガティブ・ケイパビリティ
◉安達茉莉子

自由と創造のためのレッスン(161)
イスラエルと「インディアン」
◉廣瀬 純

青木理の温泉という悦楽(45)南国土佐の山中で
安芸市の山中に湧く良泉 
柚子と鶯の鳴き声に囲まれて


連 載
ヴィパッサナー瞑想体験記2(9) 
◉想田和弘 イラストレーション/伊野孝行



くらしの泉
【食】
隠され続ける食用油の原料原産地
問われる消費者庁の指導責任
◉原 英二

新・買ってはいけない(426)
効果がないのに吊るしてます?
「虫よけプレート」
◉渡辺雄二



きんようぶんか
【本】
『森英恵と映画衣裳 日本映画の革新と軌跡』◉五所純子

『人新世の「黙示録」』◉高原 到

『積読こそが完全な読書術である』◉長瀬 海

【映画】『ロングウォーク』◉平嶋洋一

【音楽】『橋』◉藤田 正

【映画】『さよなら、僕の英雄』◉佐々木誠

【TVドキュメンタリー】◉ワタナベ=アキラ

【私のプレイリスト】◉高橋久美子

【本箱】◉尹 史 承(編集部)選



風速計
いやな予感
◉田中優子



それでもそれでもそれでも(687)◉齋藤陽道

政治時評◉佐藤甲一

さらん日記

ジェンダー情報◉神原里佳

経済私考◉浜 矩子

リトルてんちゃん(25)◉イシズマサシ

松崎菊也 あの人の独り言(87)
絵空事/石倉ちょっき

読者会から

きんようびのはらっぱで(情報欄)

金曜日から



言葉の広場
私だけの「特別な映画」

ドキュメンタリー映画2025年のベスト3


年300~400本の映画を観て

『白鯨』が訴えたもの

SFと趣味の映画

映画館もないふるさと

国会議員の劣化

「9条を守れ」では危うい

金曜川柳

イラストレーション


論考
AI時代こそ、「手で書く」ことを疎かにしてはならない



今週の表紙
沖縄・与那国島の祖納集落に伝わる豊年祭(ウガンフトゥティ)。2年に一度、東西に分かれて催される大綱引きの勝敗で、この年が豊作か否かを占うという。大綱引きの前には、東から西へと五穀と水を渡す儀式が執り行なわれる。2025年7月21日。(撮影/西村仁美)
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