■2026熊本地震 発災から1カ月
●「避難所運営」10年間の改善と猛暑下の新たな課題
日常から支え合う「ついで防災」を
竹内裕希子
再び熊本県を襲った最大震度7の地震から8月28日で1カ月がたつ。この間、支援物資が避難所までは配送されても必要とする被災者に届かない「ラストワンマイル」の問題などが改めて浮き彫りになった。震災の教訓を生かすにはどうすればよいのか。2016年の避難所運営の経験から自ら「避難所初動運営キット」を開発し、NPO活動などを通じて地域の防災力向上に尽力してきた熊本大学の竹内裕希子教授が報告する。
●「物資が届いても配るボランティアがいない」
被災者の「自助」「共助」に頼る現場
吉永磨美
2016年の大地震から10年後、再び最大震度7の地震に襲われた熊本県。住宅被害は8月19日現在で3万棟以上、避難者は約3000人という。食料品や人手の不足や避難所運営の不備なども伝えられるが、支援体制はどうなっているのか。
●水銀封じ込めた埋立地「エコパーク水俣」が液状化
迫る「耐用年数」二次災害の危機
永野三智
震災が相次ぐ熊本県。建物損壊など目に見える被害のほか、水俣市内では二次災害の危機が表面化しつつある。水俣病の原因となったメチル水銀を含む汚泥を封じ込めた水俣湾埋立地で、液状化現象が発生したのだ。県は8月18日、液状化で噴出した土砂から水銀は検出されなかったと発表したが、液状化は再発の恐れがあり、不安は拭えない。水俣病の患者支援などに取り組む永野三智さんが、埋立地の課題について報告する。
●爆発事故や首相視察の報道が目立つが目の前の被災者の取材をしているのか
政府「X」の引用は取材じゃない
田幸和歌子