• 発売日:2023/02/25
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784000114318

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二つの大戦と帝国主義Ⅱ 20世紀前半

二つの大戦と帝国主義Ⅱ 20世紀前半

荒川 正晴 (編集)
大黒 俊二 (編集)
小川 幸司 (編集)
木畑 洋一 (編集)
冨谷 至 (編集)
通常価格 3,520 円(税込)
通常価格 セール価格 3,520 円(税込)
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  • 発売日:2023/02/25
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784000114318
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商品説明
帝国主義・植民地主義の継続と二度にわたる世界大戦は、地球上のあらゆる人々の関係や労働、生き方、国家や社会のありようを大きく左右した。第二〇巻とともに二〇世紀前半を扱う本巻では、社会・経済の変容や民族・思想・文化といった側面に光をあて、二つの大戦をはさんだ世界史の連続性と非連続性を考える。
目次
展望|Perspective

 はしがき

世界犠牲システムの形成と肥大………藤原辰史
 一、犠牲の現場
 二、長い「破滅の時代ⅶ
 三、供犠に供される人間
 四、戦争に供せられた日常
 五、「ゆたかな時代」に供せられた時代
 六、生きていたことの痕跡

問題群|Inquiry

ソヴィエト社会主義の成立とその国際的文脈………池田嘉郎
 はじめに
 一、帝国主義と第一次世界大戦
 二、ロシア内戦と社会主義
 三、ソヴィエト社会主義とアウタルキー
 四、社会主義大国の出現

二〇世紀アメリカの勃興………中野耕太郎
 はじめに――二つの「二〇世紀アメリカ」
 一、兆し
 二、一九世紀末の危機
 三、革新主義の実験
 四、第一次世界大戦のアメリカ
 五、一九二〇年代
 六、ニューディールと「アメリカの世紀」
 むすびにかえて

イスラーム主義の盛衰………飯塚正人
 はじめに
 一、列強の優位が生んだイスラーム主義の思想
 二、大衆イスラーム主義運動の誕生
 三、巨大組織への成長
 四、エジプト政治への進出とバンナー暗殺
 五、一九七〇年代以降の展開
 おわりに

焦点|Focus

労働とジェンダー――交差する分業体制………石井香江
 はじめに
 一、第一次世界大戦期の労働とジェンダー
 二、戦間期の労働とジェンダー
 三、ナチ期の労働とジェンダー
 おわりに

中央ヨーロッパが経験した二つの世界戦争………篠原 琢
 一、歴史の断絶
 二、第一次世界大戦期の帝国
 三、帝国の解体と「リベラルな帝国」の再建
 四、第二次世界大戦と住民追放
 おわりに

インドにおける工業化の進展………野村親義
 一、概観
 二、レッセフェール経済政策
 三、労働取引
 四、資本取引
 五、結論

日本植民地の経済――台湾と朝鮮………平井健介
 はじめに――植民地経済の分析視角
 一、植民地の開発――産業化、財政独立、帝国内分業
 二、農業近代化の重荷――農民は忙しくなるばかり
 三、植民地経済における「地域」――鳥の目と虫の目
 おわりに

ネグリチュード運動の形成………中村隆之 
 はじめに――ネグリチュード運動とは何か
 一、両大戦間期における人種意識の生成
 二、脱植民地化期のネグリチュード運動
 おわりに――ネグリチュード運動の遺産

アナーキストによる国境を越えた連帯………田中ひかる
 はじめに
 一、一九世紀末から第一次世界大戦前まで
 二、第一次世界大戦とロシア革命におけるアナーキストたち
 三、ロシア革命以降の時代
 おわりに

 コラム|Column
  幻の満洲国国歌――スポーツと政治………高嶋 航
  近現代のイスラームと家族………小野仁美
  二つの大戦とフランス共和政の表象』………長井伸仁
  台湾人元「慰安婦」被害女性の声を聞く――記録映画『阿媽の秘密』と『葦の歌』………三澤真美恵
  ベトナム南部社会と宗教運動………武内房司
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