古文鳥類学

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古文鳥類学
  • 発売日:2026/05/21
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784000297431

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古文鳥類学

古文鳥類学

通常価格 1,870 円(税込)
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商品説明
郭公、霍公鳥、時鳥そして保登等芸須……本当にどれもホトトギス? 万葉集の「比婆理」はヒバリ? 江差追分の「かもめ」はどのカモメ?分布、習性、生息環境から人々の思いまで、鳥類学者が手がかりの限りをつくして、古典の中の「あの鳥」の正体に迫る。鳥にしたしみ、ときに想像の翼をはためかせ、平安や江戸の風にあたろう。
目次
 はじめに

1 「庭にスズメが来ました」――生物の〈名前〉ってむずかしい
 「スズメ」って何だろう?
 「カラスがごみを漁って困ります」のカラスとは?
 標準の和名
 学名――世界共通の種名
 標本と学名の切っても切れない関係
 そもそも種とはなにか
 生物の名前のややこしさ

2 古典に鳥を探す意義――日本の古典は鳥だらけ?
 古典の読みづらさはどこから?
 古典VSラノベ
 なぜ残っているのか
 古典ぎらいが古典にふれる意義
 日本書紀のセキレイ
 助っ人登場 カラスとトビ
 和歌の鳥、随筆の鳥
 古典に登場する鳥に着目するご利益

 コラム◎セキレイの尾

3 「比婆理」の謎、「都鳥」の謎――種名の推定・入門編
 学名の威力
 万葉の時代に学名はない
 どの漢字がいい感じか
 比婆理は、本当にヒバリか?
 「みやこどり」論争
 そもそも誰が詠んだのか
 ミヤコドリとはどんな鳥?
 ゆりかもめかも?
 白黒つけたいみやこどり
 岩にしみ入るのは何ゼミの声か
 現代からみたセミ論争
 原点は岩波に?

4 平安貴族が愛でたのは本当にホトトギス?
 ホトトギスに切り込む
 清少納言も大絶賛
 鎌倉時代からのほととぎす
 托卵――カッコウ類によるたくらみ
 カッコウ類と仮親の攻防
 よく似た格好――百見は一聞に如かず
 生息場所は仮親に依存
 ホトトギスって、どんなかんじ?
 名乗りを上げる
 「霍公鳥」をなんと読む?
 ほととぎすはうぐいすの子?
 夜との組み合わせ
 「かく恋ふ」と告げてくれ
 郭公・時鳥はほととぎす?
 ホトトギスが優勢っぽい
 カッコウはどこへ
 カッコウは関西にいなかった?
 その後のカッコウ、ホトトギス
 ホトトギスは山の鳥?

 コラム◎清少納言が聞いたホトトギスの声は現代と同じだったか?

5 江差追分の「かもめ」は何かもめ?
 サイは投げられた
 エエ町、江差
 かもめの鳴く音――江差追分
 なにかもめかもめてみる
 いつどこで歌われた?
 どんな「かもめ」がいたのか
 アンケート――歌にふさわしいのはどの「かもめ」?
 驚きの結果
 「なにかもめ」にはなにが効く?――決定木分析
 若いと「かもめ」はカモメ?

 コラム◎絵の中の鳥を推定する

6 いにしえの鳥の推定は何をもたらすか
 解釈に歴史あり
 人は解釈をするものかも
 解釈をする意義とは?
 二つのアプローチ
 推定により得られるもの

 おわりに
 文献・出典一覧
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