プロローグ、2025
1 ハロー・ポップス、1965
2 ラバーソウルをリロードする
3 主な登場人物と本書の内容
2025年の大改訂について
DISK1
A面 夢とウソのロックンロール
1 「オリーブ少女」のサイケデリック
2 愛こそはすべて?
3 1967年のアナキズム
4 コンテクストが交叉するとき
5 サージェント・ペパーの教え
6 花の部族
7 否定は目に見えない
8 《時》を知る
B面 ヒップの精神と後期資本主義のエートス
1 異なる二者は、どのように同じか
2 関係性の進化
3 資本主義を駆動する心
4 ピューリタンとビバップ革命
5 ヒップスターの起源
6 こころの市場開拓
7 ロードとムービー
DISK2
A面 サイケデリックな渦のなかへ
1 シックスティーズが開きはじめる
2 FURTHER!(もっとトオクへ)
3 近代が崩れていく
4 トマス・ピンチョンの想像力
5 『ラバー・ソウル』が弾み出す
6 iDEATH(小さなわたしの死)
7 金銭からの自由
B面 シックスティーズの引き潮
1 ディランの「いちぬけた」
2 ジャスト・ヨーコ・アンド・ミー
3 ディランvs.レノン
4 僕ら自身によるブローティガン殺し
5 『ライ麦畑』に捕まって
6 パラノイアの凶弾
7 モア・ポピュラー・ザン・ジーザス
8 旋回する時代の中心に立った男
DISK3
A面 重工業人間の終焉
1 『蠅男の恐怖』vs.『ザ・フライ』
2 神の整序と肉の混沌
3 人間=昆虫=機械になる
4 エンジンに跨がって
5 テックとつながる
6 見世物小屋がパレスになった
7 リアルのゆくえ
B面 エロスを走るピューリタン
1 プレスリーとフォークナー
2 ジャニスのオルガズム
3 レット・イット・ブリード
4 ホテル・カリフォルニアへの道筋
5 東京ドームのストーンズ、1990
6 帝国の光と陰
7 ロック世代の解体
DISK4
A面 流体化する自己
1 「ホール・アース」と地べた感覚
2 80年代へのジャンプ
3 バークレイ文学散歩、1982
4 ミニマリズム再考
5 一人称小説の体幹
6 日常性を洗い流す文学
7 《時》の階層
B面 ラバーソウルの霞みかた
1 ビートルズ新曲騒動、1995
2 ナウ・アンド・ゼン(今とあのころ)
3 発散しない時間
4 ことばからホントが消える?
5 経済にとってロックとは何だったか
6 ふりだしに戻る
初出と遍歴――あとがきに代えて