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  • 発売日:2025/08/16
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784006004897

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表現を味わうための日本語文法

表現を味わうための日本語文法

通常価格 1,452 円(税込)
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  • 発売日:2025/08/16
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商品説明
日本語表現の不思議さと面白さにせまる。詩人や作家、歌人、俳人、ヒットソングの作詞家たちが、研ぎ澄まされた言語感覚のすべてを傾けて生み出した表現を、パズルのように解いてみる。言葉そのものが持つ奥行きを何重にも味わうための、日本語文法の入門書。より深く楽しむために、新たに二つの補説を加えた増補決定版。
目次
一 入門の入門―文法的思考ノススメ
 1 ちょっと表現に立ち止まってみる
  素朴さと表現としてのひねり
  「ゆうゆうと」
  「馬鹿に」
  「としよりとこどもと」
 2 「文法的思考」への誘い
  文法的思考
  一般化する・根拠を出す
  「文法的思考」と「学校文法」
  大切なのは「言葉」を意識化すること

二 格を欠くと、
 1 はじめに
 2 どういう関係?
  「私だけ愛してた」
  失禁するのは?
 3 格助詞による意味の違い
  「海へちる」と「海にちる」
  「千円からお預かりします」
 4 名詞の種類
  「冬よ 僕に来い」
 5 自他の対応
  「扉が閉まります」
  「落ちる」と「受かる」は大違い
  自他の対応と責任
 6 受け身と自動詞――「死ぬ」か「殺される」か
  クラムボンの死
  ぐりまの死
 7 「受け身」の表現と目のつけどころ
  「牧のわか馬耳ふかれけり」
  「飲んで飲んで飲まれて飲んで」
 8 おわりに

三 主語は主語が……
 1 はじめに
 2 「主語」というもの
  「ぼくは だれそれが 好き」
  アンパンマンは博愛主義者? それとも人気者?
  「便所掃除」
  「月が出た出た」と「出た出た月が」
  主語と述語の対応
 3 「は」と「が」
  なぜ「は」「が」か
  使われる場所による「は」「が」の使い分け
  「生き残つた虫の一つは灯をめぐる」
  「恋人がサンタクロース」
  「私」と「は」「が」
  「コレガ人間ナノデス」
 4 「は」以外のとりたて
  「こちらこそ申し訳ありません」
  「本日は」か「本日も」か
  夜も更けて参りました」
  「とか」とか
 5 おわりに

四 時にどきどき!
 1 はじめに
 2 状態と動きの表現
  モーション俳句と静止画俳句
  「動き」と「状態」の違いとは
  「二時から三時まで遊んでいた」と「二時から三時まで遊んだ」
  「アイスクリームがこぼれました」
  「今」と「今現在」
  「一つのメルヘン」
 3 進行中だけではない「ている」
  「ロンドン橋が落ちている」?
  「ている」の可能性
 4 「た」形が表すもの
  「春が来た」
  「彼はいい人だった」
  「彼女はオーケストラ部の部長だった」のいろんな意味
 5 「る」形が表すもの
  「次は名古屋に停車するでしょう」?
  「お金が百万ほど要る」
  「日本人は米を食べます」
  「あああ、むかむかする」
  「言うこと」が「すること」になる場合
 6 おわりに

五 文は人なり。
 1 はじめに
 2 頼んだり、命じたり、勧めたり
  「丁寧」な表現はどれ?
  丁寧なはずなのに変?
  得するのは誰?
  「どうぞ」「どうか」
  「結構です」
  「肩をおもみください」?
  意志と勧誘
 3 推量や断定
  断定を表す文
  不確実を表す形式
  「もう駄目なやうか」
  「だろう」
  「はずだ」と「ちがいない」
  「ようだ」と「らしい」
  「来ないかもしれない」か「来るかもしれない」か
 4 疑問文?
  「じゃない」の誤解
  もう一つの「じゃない」
  肯定も否定も同じ「意味」?
  「人を殺すような詩はないか」
  「これはもう駝鳥ぢやないぢやないか」
 5 おわりに

補説一 日常言語から考える文学の表現の楽しさ
 1 はじめに
  演奏者をかねた解釈者
  『ごんぎつね』の「うん」をどう読むか?
  大造じいさんの「ううむ」と「ううん」
 2 日常言語での「で」
  「お池のまわりに」が「お池のまわりで」でない理由?
  「バラが咲いた」「どこかで春が」
 3 「からたちの花が咲いたよ」
  いろいろな表現の工夫
  「時」との関係
 4 おわりに

補説二 日常言語から逸脱した文学的表現
 1 はじめに
 2 逸脱的修飾関係
  逸脱的修飾関係とスクリプト
  修飾における時間的ずれ
  修辞的逸脱と連体修飾
 3 逸脱的構文関係
  格関係における修辞的逸脱
  構文論的擬人法?
  二重性
  逸脱の「ポエヂイ」
 4 文学的表現としての表現の消去(省略)
  書かないが表現の存在のみを暗示する
  連用形終止
  連用形後置名詞
  動詞の消去
  新聞見だしの格助詞
  体言止め―名詞による終止
 5 認知過程の現場性の再現
  認知の現場性
  繰り返しの効果
  文学的表現
 6 おわりに

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