増補 記憶のエチカ
  • 発売日:2026/08/20
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784006005023

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増補 記憶のエチカ

増補 記憶のエチカ

通常価格 1,837 円(税込)
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商品説明
「出来事の衝撃にさらされることなしに、歴史一般を論じることは空しい。出来事から出発し、出来事をめぐって哲学することをわたしは夢見ている」──証言不可能性、「忘却の政治」、〈アウシュヴィッツ〉という、物語りを拒む凄惨な出来事。「忘却への罠」がもたらす幾重ものアポリアをくぐり抜けながら、記憶の倫理を探る。
目次
 現代文庫版はしがき
 まえがき

第一章 記憶されえぬもの 語りえぬもの――アーレントから『ショアー』へ
 1 忘却の穴
 2 声なき内部

補論 アーレントは《忘却の穴》を記憶したか
 1 問題はどこにあるのか
 2 アーレントの〈記憶〉
  古典回帰
  〈活動〉の記憶と不死性
  表象・栄光・ヒロイズム
  演劇・美・カタルシス
  『シンドラーのリスト』とアーレント
  マグネスとカハネ

第二章 《闇の奥》の記憶――アーレントと「人種」の幻影
 1 アフリカの記憶
 2 記憶の闇としてのアフリカ
 3 法としての記憶、暴力の記憶と記憶の暴力
 4 記憶の地ジェオポリティーク政学――アジア、アフリカ分割、ヨーロッパの分割

第三章 精神の傷は癒えない
 1 死の記憶
 2 赦しは可能か――ヘーゲルと死者たち
 3 証言の生

第四章 満身創痍の証人――〈彼女たち〉からレヴィナスへ
 1 瀕死の〈記憶〉
 2 歴史の裁きに抗する証人
 3 兄弟たちの〈イスラエル〉
 4 父と母の彼方で

第五章 《運命》のトポロジー――〈世界史の哲学〉とその陥穽
 1 〈世界史〉の欲望
 2 反帝国主義と哲学的ナショナリズム
 3 起源の忘却――有限性と隠蔽

 注
 あとがき
 初出一覧
 岩波人文書セレクションに寄せて

付論1 植民地主義と絶滅をつなぐもの
付論2 ショアーからナクバへ、世界への責任
 1 一〇月七日のハマスによる越境攻撃について
 2 ネタニヤフ政権のガザ攻撃について
 3 イスラエルという国について
 4 イスラエル国家の暴力を問う視座について
 5 人間の尊厳をめぐって

 現代文庫版へのあとがき
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