読み込み中…

オスマン帝国の肖像 絵画で読む六〇〇年史

オスマン帝国の肖像 絵画で読む六〇〇年史

通常価格 1,100 円(税込)
通常価格 セール価格 1,100 円(税込)
SALE 売り切れ
ネットストア在庫 詳細
    読み込み中...
My店舗在庫
    My店舗登録で在庫確認と店舗お受け取りのご利用が可能になります。(要ログイン)
  • 在庫表示のサンプル
商品説明
イスラムを愛しながら、西洋文化を取りこむ
帝国の欲望を天才たちは写生した――

血統を証する系譜書、武功を残す遠征記、君主を寿ぐ祝祭の書など、史書の重要な一部として、オスマン帝国の事跡を記録したのが緻密な細密画や洋画の名品だった。古都コンスタンティノープルを征服し、メッカを版図に収めて600年間に渡って世界に名を轟かせた「尚武の国」では、東西の文化が混交した独自の世界が花開く。肖像画が禁止され磨かれたイスラムの伝統的な文様と、ルネッサンスなど西洋の文化潮流とを余さず取り込んだ唯一無二のオスマン絵画の世界。その絵筆は、君主たちの覇業と衰亡をどのように描いてきたのか? 東西文明の境で紡がれた知られざる絵画史を第一線の研究者が綴る。

◆コンスタンティノープルの征服王メフメト二世は西洋絵画を愛好した
◆立法王スレイマン一世治世の世界地図にはアメリカ大陸も描かれている
◆1922年、帝国最後のカリフは洋画家だった

★★「オスマン帝国の名画」カラー口絵収録★★


【目次】
はじめに――オスマン帝国を描く

第一章 イスラム教と絵画の複雑な関係
第二章 帝国の誕生――伝統的細密画とルネサンス絵画〔15世紀〕
第三章 古典 期細密画の確立――宮廷工房の絵師たち〔16世紀〕
第四章 チューリップ時代――多様化と大衆化〔17-18世紀〕
第五章 近代と改革――洋画の黎明〔19世紀〕
第六章 帝国の終焉――黄昏に花開く美術界〔20世紀〕
おわりに――トルコ共和国を描く
目次
はじめに――オスマン帝国を描く

第一章 イスラム教と絵画の複雑な関係
 1 なぜイスラム教において絵画は避けられたのか
 2 ムスリム諸王朝で発展する細密画
◆コラム1 預言者ムハンマドの肖像――顔を描くか、描かないか

第二章 帝国の誕生――伝統的細密画とルネサンス絵画〔15世紀〕
 1 アレクサンダー大王とともに生まれた細密画
 2 西洋文化を愛した征服王メフメト二世
 3 ヴェネツィア画家ジェンティーレ・ベッリーニとオスマン絵師
◆コラム2 ベッリーニ《メフメト二世》の行方と真贋

第三章 古典 期細密画の確立――宮廷工房の絵師たち〔16世紀〕
 1 描かれる壮麗王スレイマン一世の時代
 2 王書執筆官と宮廷工房絵師――大作を産む名コンビ
 3 次々と生まれる古典期の大作
◆コラム3 ノーベル賞作家オルハン・パムクが叙述する細密画

第四章 チューリップ時代――多様化と大衆化〔17-18世紀〕
 1 嗜好が変容、民衆も愛好
 2 色彩の絵師レヴニー
 3 細密画、最後のきらめき
◆コラム4 壁画の流行

第五章 近代と改革――洋画の黎明〔19世紀〕
 1 宮廷画家はキリスト教徒
 2 銃ではなく筆をとって――軍人画家の描いた風景
 3 美術と考古学を支えた巨人オスマン・ハムディ
◆コラム5 《メフメト二世のコンスタンティノープル入城》を描いたのは誰か?

第六章 帝国の終焉――黄昏に花開く美術界〔20世紀〕
 1 新時代を切り開いた美術学校と画家協会
 2 第一次世界大戦で生まれたトルコ印象派
 3 女性画家たちの挑戦
◆コラム6 オスマン帝国の「裸体画論争」

おわりに――トルコ共和国を描く
詳細を表示する

カスタマーレビュー

honto本の通販ストアのレビュー(0件)

並び順:
1/1ページ

最近チェックした商品