第110回直木賞候補作『ファザーファッカー』から30余年。
内田春菊が、ふたたび「あの日々」と向き合う――。
養父からの性的虐待や家庭内暴力を描いた衝撃の代表作『ファザーファッカー』。
あれから時を経て、著者・内田春菊が「あの時、本当はどうだったのか」を当時の自分に寄り添いながら冷静にセルフ解説していく、待望のコミックエッセイ。
描かれるのは、当時と変わらぬ過酷な実体験。しかし、年齢を重ねた「いまの視点」から客観的に記憶を読み解くことで、単なる生々しさにとどまらない、深い気づきと圧倒的な納得感のある物語へと生まれ変わります。悲劇をただ悲劇として終わらせない。自らの力で過去を正しく救い出し、前を向いて生き抜くための「再生の記録」です。
著者によるコラムページも掲載し、読み応えのある1冊です。