金井が金井のまま輝いてるってことが、だれかの背中をむちゃくちゃに押す
__小原晩さん(作家)
わたしは、どうでもよさそうに見せることに、いつもかなり必死になっている。
「今日はなんでもいいや」とおもって服を選んだ日の方が、かえって時間がかかる。なんでもよさそうに見える服、という条件が発生する。(「下駄をはきたい」より)
真昼のカフェテリアで、生まれ変わるならばパソコンになりたい、とわたしはかなり本気でおもっている。というか、生まれ変わりを待たずして、できれば明日起きたときにパソコンになっていたいとおもう。
(来世はパソコン)
自意識と葛藤して、ときに空想し、きらめくものを見つけて生きる。
思わず著者の脳内を借りて世界を一度見たい!と思わせるほどに鮮やかな視点で切り取られた、金井球氏にしか書けない毎日のエッセイ。