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FREECELL vol.71

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寺西拓人『天文館探偵物語」until becoming timelesz 表紙巻頭12P

以下特集リード

舞台俳優として確固たる地位を確立していながら、タイプロ4次からオーディションに参加し、今やtimeleszに欠かせないチャージスポット的存在になった寺西拓人。12月5日に全国公開される彼の初主演作『天文館探偵物語』は2024年10月まで鹿児島で撮影されていて、同じく4次からタイプロに参加した原嘉孝も出演していることから、二人がどんな思いを持って撮影に臨んでいたのかを想像するのも密かな楽しみになる作品。本誌的には、天文館商店街の再開発問題という物語のフックに掛かっているワード、"ずっと変わらない安心感”と”変わりたいけど変われない街”の二つがとても気になったので、これらの言葉について質問。結果的に映画の撮影から1年経って寺西拓人の何が変わって、何が変わらなかったのが浮き彫りになるインタビューになった。

以下見出しより

―映画の冒頭に寺西さんのナレーションで天文館通りを”ずっと変わらない安心感“と評しますが、寺西さんご自身は撮影当時とはめちゃくちゃ変わりましたよね?
「めちゃくちゃ変わったなと思います。けど、自分自身は変わらないようにしたいと思いますし、変わらないものもあると思います。家族や事務所の仲間など変わっていないということを感じさせてくれる存在は財産ですね。それは、去って行った仲間も含めて」

(『天文館探偵物語』のキーになる”変わりたいけど変われない街“と天文館商店街を評する地元出身の国会議員・板倉のセリフについて)
「そこに西岡徳馬さん演じる板倉の根っこの部分というか、思いみたいなものが出ていますよね。要は板倉は悪者じゃないんですよね。変わりたいけど変われない人はいっぱいいるだろうなと思いますし、すごく象徴的なセリフだなと思います」
―撮影時の寺西さんはどうだったんでしょう?
「そうですね。変わりたい変わりたいって思っていた部分もあるけど、変えたくないって思う部分もあって、難しい時期でした。いろいろひっくるめて考えて”変える、変えよう、変えなきゃ!“と思ったこともいっぱいありました。確かにあのセリフって意外と深いテーマを孕んでいるんですよね」
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