妻が夫を連れて、精神科の発達障害外来を受診する――昨今よく見られる風景だという。
受信する夫婦の年齢層は50~70代。特に、定年退職後に在宅時間が長くなった夫に対して、妻はこれまで以上にその態度や言動に振り回されるようになり、「おそらく、夫は発達障害に違いない」と確信するそうだ。
この昭和世代が幼少期の頃は「発達障害」という診断名はなく、見過ごされていたため治療には至らなかった。
この書籍では、「中高年の発達障害」の実情に迫り、職場や夫婦生活で起きやすいトラブル、その対処法について、わかりやすい実例(患者の例)を交えながら解説する。なお、「おひとりさま」の男女や、夫とは逆の妻のケースなども実例を含めて紹介する。