【分子生物学の基本をしっかり学べる!】
分子生物学の根幹をなす「セントラルドグマ(遺伝子DNA⇒RNA⇒タンパク質)」を軸にして、生物に共通のしくみである複製、転写、翻訳をしっかり解説。いま注目のRNAに関する最新の話題も網羅しています。
また、豊富に挿入されたイラストや図が、学習者の理解を助けてくれます。
さらに、多数のMEMO欄で分子生物学のしくみがうまく働かないときに生じる疾患を紹介しており、分子生物学が私たちの健康を考えるうえでも重要なことを実感できます。
【本書の内容】
◆第1講 細胞と染色体
11 生物の基本単位としての細胞
12 原核細胞から真核細胞への進化
13 核と染色体
14 生命のセントラルドグマ
◆第2講 DNA・遺伝子・ゲノム・タンパク質
21 DNAの構造と塩基の相補性
22 遺伝子とは何か
23 タンパク質とアミノ酸
24 ゲノムとゲノムプロジェクト
◆第3講 DNA複製と細胞周期
31 すべての細胞は細胞から
32 DNAの複製に向けて
33 DNAポリメラーゼとDNA複製のしくみ
34 細胞分裂
◆第4講 遺伝・減数分裂とDNA修復
41 遺伝と減数分裂
42 DNAの修復
◆第5講 遺伝子発現のしくみ転写
51 RNAとは
52 RNAポリメラーゼと転写
53 転写の反応過程
54 転写後のmRNA
◆第6講 遺伝子発現の調節
61 遺伝子の発現調節領域
62 エピジェネティクスとクロマチン制御
◆第7講 遺伝子発現のしくみ翻訳
71 リボソームと核小体
72 翻訳の反応過程
73 タンパク質のフォールディング
◆第8講 RNAの機能
81 ノンコーディングRNA
82 RNA干渉
83 piRNA
84 長鎖ノンコーディングRNA
◆コラム=巨大ウイルス/遺伝子組換え技術/細胞周期の異常とがん細胞/複製スリップとDNA鑑定/DNAポリメラーゼとRNAポリメラーゼの進化的関係/ゲノム編集/タンパク質の電気泳動/リボスイッチ