- 発売日:2017/12/13
- 出版社:講談社
- ISBN:9784062924696
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興亡の世界史 大英帝国という経験
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商品説明
アイルランドから、アフリカ、インド、香港まで、世界にその足跡を残した大英帝国。大陸の片隅の島国は、いかにして大帝国へと発展し、女王ヴィクトリアが治める最盛期へと至ったのか。「アメリカ植民地の喪失」をステップとし、多くのモノと文化と娯楽を手に入れ、女性たちが世界を旅したこの国は、なぜ、他国に先んじて奴隷制度を廃止することができたのか。解体と再編の歴史から、EU離脱に揺れるこの国の現代をも読み解く。
講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第3期の4冊目。
アイルランド、インド、オーストラリア、カナダ、南アフリカ、中東、香港……世界中いたる所にその足跡を残した大英帝国。この拡大は、紅茶や石鹸などの生活革命を世界的に広める一方で、時には深刻な問題の種を植民地に蒔く結果ともなり、その影響は現代にまで及んでいます。大英帝国を知ることは「今を知る」ことに他なりません。スコットランド独立やEU離脱をめぐる議論の際にも垣間見える、現代イギリスの国民性は、輝かしいヴィクトリア女王の時代に象徴される「大英帝国」という経験と不可分の関係にあります。
これまでイギリス史のうえで「例外的なエピソード」として捉えられてきた「アメリカの独立」についても、著者は、むしろこの「アメリカ喪失」という経験こそが、のちに未曾有の発展を遂げる大英帝国の基礎になった、と述べています。保護貿易から自由貿易へ、奴隷貿易の支配者から博愛主義の旗手へ――変容を遂げた帝国の内実を、交易されるモノ、ミュージック・ホールなど都市の娯楽、世界を旅する女性たちの人生など、さまざまな観点から描き出します。
また、21世紀に入り、「奴隷貿易の支配者」であった過去をどのように捉えるか、イギリス国民の間で議論が沸騰しています。欧米諸国に先んじて奴隷制度を廃止したこの国では、どのような人びとの努力で、奴隷廃止に至ったのでしょうか。ブリストルが誇る慈善家、エドワード・コルストンの銅像に書きつけられた、ある落書きの衝撃とは?
[原本:『興亡の世界史16 大英帝国という経験』講談社 2007年刊]
講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第3期の4冊目。
アイルランド、インド、オーストラリア、カナダ、南アフリカ、中東、香港……世界中いたる所にその足跡を残した大英帝国。この拡大は、紅茶や石鹸などの生活革命を世界的に広める一方で、時には深刻な問題の種を植民地に蒔く結果ともなり、その影響は現代にまで及んでいます。大英帝国を知ることは「今を知る」ことに他なりません。スコットランド独立やEU離脱をめぐる議論の際にも垣間見える、現代イギリスの国民性は、輝かしいヴィクトリア女王の時代に象徴される「大英帝国」という経験と不可分の関係にあります。
これまでイギリス史のうえで「例外的なエピソード」として捉えられてきた「アメリカの独立」についても、著者は、むしろこの「アメリカ喪失」という経験こそが、のちに未曾有の発展を遂げる大英帝国の基礎になった、と述べています。保護貿易から自由貿易へ、奴隷貿易の支配者から博愛主義の旗手へ――変容を遂げた帝国の内実を、交易されるモノ、ミュージック・ホールなど都市の娯楽、世界を旅する女性たちの人生など、さまざまな観点から描き出します。
また、21世紀に入り、「奴隷貿易の支配者」であった過去をどのように捉えるか、イギリス国民の間で議論が沸騰しています。欧米諸国に先んじて奴隷制度を廃止したこの国では、どのような人びとの努力で、奴隷廃止に至ったのでしょうか。ブリストルが誇る慈善家、エドワード・コルストンの銅像に書きつけられた、ある落書きの衝撃とは?
[原本:『興亡の世界史16 大英帝国という経験』講談社 2007年刊]
目次
はじめに
第一章 アメリカ喪失
ローマ帝国の衰亡とアメリカ喪失
「イギリス人」だったアメリカ人
アメリカ喪失の教訓
第二章 連合王国と帝国再編
問い直される愛国心
スコットランド帝国という幻想
ジェラルド・オハラの青春
第三章 移民たちの帝国
アメリカ喪失と移民活動の再開
「帝国の時代」のカナダ移民
第四章 奴隷を解放する帝国
奴隷貿易の記憶│共犯者としての帝国
奴隷貿易廃止運動の諸相
よみがえる奴隷貿易の記憶
第五章 モノの帝国
紅茶の国民化――女性、家庭、そして帝国
巨大睡蓮と万博
モノたちを見せる帝国
第六章 女王陛下の大英帝国
女王・帝国・君主制
女王陛下の要請によりて
第七章 帝国は楽し
大英博物館はミステリーの宝庫
ゴードン将軍を救出せよ│観光と帝国
ミュージック・ホールで歌えば帝国も楽し!
第八章 女たちの大英帝国
女たちの居場所
帝国に旅立つ女たち
第九章 準備された衰退
女たちの南アフリカ戦争
子どもたちの堕落をくい止めよ!
日英同盟の顛末
第一〇章 帝国の遺産
イラクに迷う大英帝国
帝国の逆襲?
おわりに なぜ今われわれは「帝国」を語りたがるのか
学術文庫版へのあとがき
第一章 アメリカ喪失
ローマ帝国の衰亡とアメリカ喪失
「イギリス人」だったアメリカ人
アメリカ喪失の教訓
第二章 連合王国と帝国再編
問い直される愛国心
スコットランド帝国という幻想
ジェラルド・オハラの青春
第三章 移民たちの帝国
アメリカ喪失と移民活動の再開
「帝国の時代」のカナダ移民
第四章 奴隷を解放する帝国
奴隷貿易の記憶│共犯者としての帝国
奴隷貿易廃止運動の諸相
よみがえる奴隷貿易の記憶
第五章 モノの帝国
紅茶の国民化――女性、家庭、そして帝国
巨大睡蓮と万博
モノたちを見せる帝国
第六章 女王陛下の大英帝国
女王・帝国・君主制
女王陛下の要請によりて
第七章 帝国は楽し
大英博物館はミステリーの宝庫
ゴードン将軍を救出せよ│観光と帝国
ミュージック・ホールで歌えば帝国も楽し!
第八章 女たちの大英帝国
女たちの居場所
帝国に旅立つ女たち
第九章 準備された衰退
女たちの南アフリカ戦争
子どもたちの堕落をくい止めよ!
日英同盟の顛末
第一〇章 帝国の遺産
イラクに迷う大英帝国
帝国の逆襲?
おわりに なぜ今われわれは「帝国」を語りたがるのか
学術文庫版へのあとがき
興亡の世界史 大英帝国という経験
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