愛と欲望のナチズム
  • 発売日:2024/10/10
  • 出版社:講談社
  • ISBN:9784065374092

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愛と欲望のナチズム

愛と欲望のナチズム

通常価格 1,496 円(税込)
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    商品説明
    《すべての性欲を解き放て!》
    第三帝国が企てた「快楽」と「生殖」をめぐる大衆動員の実態とは?
    ナチズム研究をリードする著者による衝撃的論考の増補文庫化!

    産めよ殖やせよ。強きゲルマン人の子らを━ナチスは人間の欲望、とりわけ性欲を解放させることで、人々を生殖に駆り立て、社会を支配せんとした。
    「厳格で抑圧的なナチズム」という通説のイメージを、膨大な同時代資料を渉猟することによって覆し、性と権力、快楽と大衆操作が絡み合い展開した「欲望の動員」の実態に光を当てる、決定的研究!

    【本書「はじめに」より】
    本書はこのような観点から、第三帝国下の「性-政治」の実態を描き出そうとするものである。そこでの性と権力の複雑なからみ合いを、体制側の狙いと個々人の実践との齟齬や矛盾にも留意しつつ、性教育、同性愛、裸体文化、婚外交渉などの争点ごとに検証していきたい。その際とくに、従来の一般的な見方とは異なって、ナチズムが市民道徳への反発から性的欲求の充足を奨励し、ある種の「性の解放」を促進したプロセスに注目する。ダグマー・ヘルツォークの研究が明らかにしているように、彼らにとって性は生殖のためだけのものではなく、快楽や喜びをもたらす一種の刺激剤でもあったのであり、それを徹底的に活用した点にこそ、この運動の動員力を説明する手がかりがあると考えられる。その意味で本書は何よりも、生殖と快楽の問題にとりつかれた体制の「欲望の動員」のメカニズムを解明することをめざしている。

    【本書の内容】
    はじめに
    第一章 市民道徳への反発
    第二章 健全な性生活
    1 性的啓蒙の展開
    2 性生活の効用
    第三章 男たちの慎み
    1 男性国家の悪疫
    2 結婚を超えて
    第四章 美しく純粋な裸体
    1 裸体への意志 
    2 ヌードの氾濫
    3 女性の魅力
    第五章 欲望の動員
    1 新しい社交 
    2 悪徳の奨励 
    3 道徳の解体 
    おわりに 
    補章
    注
    図版出典 
    あとがき
    学術文庫版あとがき
    索引

    *本書の原本は、2012年に講談社選書メチエより刊行されました。
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