まっ白な雪にとざされて、長い冬眠に入る前のムーミン谷の十一月。人恋しくなり、ムーミンやしきに集まってきたスナフキン、ホムサ、フィリフヨンカ、ヘムレンさん、スクルッタおじさんに、ミムラねえさん。
ところが、ムーミン一家は旅に出ていて留守なのです。
不本意ながらもおかしな共同生活をはじめる6人でしたが……。
この『ムーミン谷の十一月(原題 SENT I NOVEMBER)』は、9冊あるムーミン小説の最後のお話です。
講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。
本書は、2025年ムーミン小説誕生80周年記念として、2020年の改訂版テキストにあらためた[新版]です。
トーベの手になる美しい挿絵とともに、ムーミン谷の物語をお楽しみください。
《収録》
解説……鈴木徹郎
ムーミン谷の魅力 8『ムーミン谷の十一月』からっぽのムーミン谷にひびく、六つの音色……冨原 眞弓
*中学生以上漢字にふりがな
*この本は『ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月』(2020年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。