あなたが「本当に望んでいるもの」は何か?
心の底にはあなたも知らない”謎”がある!
内省ではたどり着けない、深い自己理解へーー。
フロイト、クライン、ラカン、河合隼雄……
欲望と自己をめぐる壮大な「知の冒険」を、気鋭の哲学者が一望する!
「仕事仲間でも恋人でも友人でも、自分が選んできたはずのものが、自分に幸福を約束してくれるわけではない。それどころか、自分が大切にしてきたその相手こそが、自分を悩ませたり苦しめたりしていることさえある。ちょっとしたタイミングでその事実を突きつけられたとき、私たちは欲望をめぐる問いの前に立っている――。
「自分が本当に望んでいるものは何か?」
本書を貫いているのも、まさにこの問いである。(中略)私たちの「自己」がどのように成り立っているのか、そしてその「自己」がどんなふうに作動するのか、それを深く掘り下げて考えることが、本書に与えられたミッションだ」(「はじめに」より)
【本書の構成】
はじめに――心はいかにして発明されたか
第一章 催眠からの目覚め シャルコーからフロイトへ
第二章 エディプスコンプクレクスとその裏面 父殺しと母殺し
第三章 暗黒大陸の探索 女性分析家の登場
第四章 精神分析家の無意識とその機能 ビオンとウィニコット
第五章 ブダペストからパリへ ラカンの「フロイトへの回帰」
第六章 日本におけるユング受容の一段面 河合隼雄と村上春樹
おわりに
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