「勉強していい大学に入れば成功する」「大企業に入社できれば一生安泰」
そんな「正しさ」に、どこか息苦しさを感じたことはないだろうか。
本書の著者は中卒で社会に出て土木建築の現場で働き、やがて経営者となった。
その歩みのなかで見てきたのは、「努力すれば必ず報われるわけではない」「正しいことが評価されるとは限らない」という、社会の矛盾だった。
だがその矛盾から逃げるのではなく、真正面から向き合うことで、自分の人生を切り開いてきた。
本書で語られるのは、きれいごとではない。
上下関係、理不尽、失敗、衝突――そうした現実のなかで、人はどう成長し、どう生きていくのか。
そして、AIが進化し、仕事のあり方が大きく変わろうとしている今、著者は問いかける。
「人間にしかできない価値とは何か?」と。
それは、汗をかくこと。
意思を持つこと。
そして、「やりたい」と言い切ることだ。
矛盾だらけの社会のなかで、自分の軸を持って生きる――。
本書は、そのための覚悟とヒントを、著者自身のリアルな経験を通して提示する一冊である。