リベラルを批判することは、リベラルを裏切ることではない。
2020年代半ばの日本では、「リベラル」が嫌われている。正しさを掲げる一方で異論に対して不寛容になり、生活と労働の実感から離れてしまった「リベラル」の態度や言説に、リベラルな価値観を大切に思っている人までもが拒否反応を示している。リベラルがもう一度、社会を変える思想として力を持つためにはどうすればよいのか。いまの「リベラル」に失望しても、この社会や人間の可能性まで諦めたくはない。そのために自由や人権という理想を、働き、暮らす人の日々から考え直したい。人は間違える。社会は思いどおりにならない。それでも、理念を現実の中で働かせる道はあるはずだ。本書では、そこからリベラルの再起動を考えたい。
*以下、本書目次
はじめに
序 章 リベラルとは何か?
第1章 なぜ「正しさ」は届かないのか
第2章 「生活者ファースト」が届かなかったわけ
第3章 リベラルは生活者・労働者とズレている
第4章 リベラルを再起動する
おわりに