「B.LEAGUEは決して偶然に生まれたリーグではありません。数え切れない人々の覚悟と決断が、日本バスケットボールの未来を切り拓きました。その日々の真実が、ここにあります」
──島田慎二氏(日本バスケットボール協会会長、B.LEAGUEコミッショナー)
「この119日がなければ、いまの日本代表も、いまのB.LEAGUEもありませんでした。選手として、その重みを改めて感じました」
──田臥勇太選手
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川淵が静かに切り出す。
「ところでね。今日の会議でね、僕はね、新しいリーグ構想なんかについても話したいんだけどねーーどうですか」
その言葉を聞いた瞬間、私は息が詰まりそうになる。
「え……」
思わず声が漏れる。
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現在、ますます人気が高まるBリーグ。しかしリーグ発足前の2014年秋、日本バスケットボール界は、分裂したふたつのリーグの対立が長引き混迷を極めていた。その挙句、国際バスケットボール連盟(FIBA)からも日本バスケットボール協会に科せられたのが国際資格停止処分という重い制裁。これにより、日本代表は国際試合にいっさい出られなくなった。
このどん底の状況打開のため結成されたのが、川淵三郎をトップとする「JAPAN2024 タスクフォース」。タスクフォースのミッションは、ふたつのリーグをひとつにまとめ、FIBAの処分を解き、日本バスケットボール界を再生させること、しかも2017年に始まるワールドカップ予選までには、という極めてタイトなスケジュールでそのミッションを完遂しなければならない。
タスクチームおよびバスケットボール界の関係者は、どのようにしてどの困難なミッションに立ち向かったのか?
本書はタスクチームのナンバー2が描く、1リーグ構想が決まるまでの数ヵ月を描く迫真のドラマである。