西洋哲学の「普遍」を疑え!
東大・京大で行われた珠玉の哲学入門講義が待望の書籍化。
日本哲学、中国哲学、インド哲学、アフリカ哲学、
果ては古代ギリシア哲学、現代フランス哲学に至るまで……。
中国哲学の第一人者が誘う、
この上なく刺激的な哲学教室へ、ようこそ!
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大学生になって哲学の授業を取ろうと考えた。
今でもあまり変わっていないようだが、当時は哲学といえば西洋哲学のことであって、
しかも、どの授業を取っても、西洋哲学の根本概念は「存在」であると、
異口同音に先生たちが口にしていた。
中国哲学や日本哲学をすでにかじっていたわたしは、どこか違和感を感じていた。
というのも、そこでは「存在」が必ずしも中心的な概念ではなく、
逆に生成や変化こそが大事な論点であったからだ。
ーーー「はじめに」より
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【目次】
第1講 世界哲学とは何かーー「普遍化」への挑戦
▼第一部 「地域哲学」を考える
第2講 中国哲学の挑戦ーー鍛え続けられる理
第3講 日本哲学の挑戦ーーコトバと普遍
第4講 インド哲学の挑戦ーー梵我一如の回復を目指して
第5講 アフリカ哲学の挑戦ーー西洋の「正義」を問いなおす
▼第二部 「普遍」を問いなおす
第6講 古代ギリシア哲学ーー「存在」と「始まり」からの解放
第7講 古代中国哲学ーー仁を熟すための礼
第8講 現代フランス哲学ーー世界の究極的理由を探る
第9講 現代ドイツ哲学ーー「考えること」を考える
▼第三部 「普遍」のフロンティア
第10講 哲学と資本主義
第11講 哲学と民主主義
第12講 哲学と希望
あとがき
参考文献
文末脚注