平穏を取り戻した世界で。抜けるような青空の下、レイは思い出す。
在りし日々。誰かと笑い合い、語り合い、同じ時間を過ごす――。
そんな当たり前の日常が、とても温かく、尊いものだと感じたこと。
学院で出会った仲間たちが、かけがえのない存在になっていたこと。
かつて想像していた未来とは、まるで違う場所に立っているけれど。
どれほど美しい景色も、愛おしい時間も、永遠には続かないけれど。
終わりがあるからこそ、失われてしまうからこそ、輝くものもある。
それはきっと、何よりも美しい宝物である、この“刹那【えいえん】”で――。
「ねえ、レイ。これからも――ずっと一緒にいようね」
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