なぜ、この間取りになったのか。そこで、どんな暮らしが生まれたのか。
家づくりにおいていちばん悩ましく、いちばん面白いのは“間取り”です。リビングの位置、キッチンからの眺め、玄関からの動線、庭やテラスとのつながり。趣味の時間、子どもとの距離、家事のしやすさ、好きなものを美しく置く余白――その一つひとつが、これからの暮らしを決めていきます。
本書は、住宅設計・建築会社「スタジオ・チッタ」が手がけた16邸をもとに、間取りの考え方をひもとく一冊です。住まい手の価値観や日々の過ごし方から導かれた間取りを、写真と図面でたどります。
写真、間取り図、住まい手の声、設計者のコメントを重ねながら、「なぜこの間取りになったのか」「住んでみて何がよかったのか」「どんな工夫が暮らしを変えたのか」まで掘り下げます。
大地に広がる平屋。玄関からLDKへ視線が抜ける家。キッチンを中心に家事動線を短くした家。中庭やテラスを室内の延長として楽しむ家。家族の気配を感じながら自分の時間にも集中できる家。光と素材で感性を磨く家。16邸の間取りには16通りの暮らしの答えがあります。
図面だけで未来の暮らしを想像するのは簡単ではありません。本書は、写真と図面を行き来しながら、光、風、視線、動線、収納、余白のつくり方を体感できるように構成しました。間取りの参考書としても、ゆっくり眺める住まいの本としても楽しめます。
家は、広さや性能だけで選ぶものではありません。どんな朝を迎えたいか。休日をどう過ごしたいか。誰と、どんな距離で暮らしたいか。その答えは、間取りの中にあります。
自分たちらしい暮らしを形にしたい人へ。間取りから、理想の家づくりが動き出します。
CHAPTER 1 平屋という選択 ── 大地に広がる暮らし
CHAPTER 2 光と素材で語る家 ── 感性を磨く間取り
CHAPTER 3 家族のかたちに寄り添う ── 多様な暮らしの解
CHAPTER 4 自分らしく生きる ── ライフスタイルの間取り