結婚と復讐、ふたたび地獄の扉が開かれる――
ラウルの仇であり伴侶でもあるヴィクトリア。堕天使たちは彼女のことを知るため、魔法を用いてその過去を強引に覗き見た。しかし、魔法はヴィクトリアの記憶だけにとどまらず、彼女さえ知らなかった真相まで暴き出すことになってしまう。それでも、ラウルは堕天使たちの失態を、彼女の過去を責めることはなかった。そして、ヴィクトリアに歩み寄り、結婚式の話を始めたのであった。
結婚をした二人の強固な絆のため、ラウルが提案したのは、二人の人生を台無しにした《戦を司る神》をはじめとする邪神たちへの復讐。ラウルには、既に神々を地獄に引き堕とす算段が既に出来上がっていた。復讐と結婚式、そのためにまずは≪地獄巡り≫を開始する――。