殺人事件を捜査中の刑事が、何者かによって橋から突き落とされてしまう……。気が付くと目の前には“自分の幽霊”が!? 特殊設定の企みを極めた本格ミステリ。
大学生の朝陽は既婚の歯科医師興津と密会中、父親から電話で実家に呼ばれる。行くと見知らぬ女の死体があり、遺棄を手伝う羽目に。岬に捨てた遺体はすぐ発見され、興津の義父・山名刑事が捜査担当となった。だが、山名は被害者の身元判明後、何者かに殺され……。先祖代代、死ぬと人格が生者の肉体に転移する特異体質一族に起こる連続殺人!
【著者プロフィール】
西澤保彦 にしざわ・やすひこ
1960年高知県生まれ。アメリカ・エカード大学創作法専修卒業。95年『解体諸因』でデビュー。『七回死んだ男』や〈匠千暁〉シリーズ、〈腕貫探偵シリーズ〉などSF要素のある本格ミステリ作品で人気を博す。近著に『夢魔の牢獄』『偶然にして最悪の邂逅』『スリーピング事故物件』『パラレル・フィクショナル』『異分子の彼女 腕貫探偵オンライン』などがある。2025年11月死去。