非暴力・不服従を貫いたインド独立の父
2026年に独立80周年を迎えたインドは、かつてはイギリスの植民地でした。その地に生を受けたガンジーは、イギリスに留学して弁護士資格を取ります。
しかし仕事で向かった南アフリカで、肌の色を理由に受けた不当な差別をきっかけに、イギリスに弾圧されているインド人のために闘うことを決意します。
その方法は「非暴力・不服従」というものでした。暴力では何も解決しないことに気づき、自分達が認めない決まりに対してはただ黙って従わずにいるという闘いです。
イギリス製の衣料は買わずに、自分達で布を織って衣服を作ってみたり、「塩」に欠けられた不当な税に抗議するために、海岸まで約400キロを行進して自らの手で海水をすくったりと、さまざまな運動を繰り広げるのです。
「サッティヤーグラハ(真実が持つ力)」で闘い続けた結果、1947年についにイギリスはインドの独立を認めました。
現在、ガンジーの誕生日である10月2日は、国連により「世界非暴力デー」に定められています。この本を読めば、今でも世界中に引き継がれているガンジーの考え方が、どのようにして生まれたのかを学ぶことができます。
【編集担当からのおすすめ情報】
この本の解説を書いているデブジャニ=ロイさんは、元東京理科大学の特別講師です。ガンジーと同じように、インドの大学を卒業した後、イギリスに留学、その後日本の東北大学などで学んだ彼女は日本在住30年を超えます。そんな彼女が、インドにおけるガンジーの評判や、現在のインド政府が展開するさまざまな政策とガンジーとの関わりについて、わかりやすい言葉で解説してくれています。