"言ってはいけない"言葉にまつわる物語
「禁句」というと、どんな場面、どんな言葉を、思い浮かべますか?
本書『大禁句辞典』は、あさばみゆき、富安陽子、石川宏千花、秋木真、藤白圭、櫻いいよ、にかいどう青、斉藤倫、という、豪華児童書作家陣による短編アンソロジーです。
リアリズムから、SF、ファンタジーまで、多彩なジャンルの物語を通して「禁句」の様々な面を照らし出し、各物語の最後には辞典のように「禁句」に新しい解釈を与えます。
課された言葉づかいへの反抗、謎の真相を知る手がかり、友だちの本音、人に言えない弱点、呪縛を解く言葉、切ない恋心、ユーモア、哲学的世界と、異なる8つの読書体験を味わえます。
【編集担当からのおすすめ情報】
「禁句」と聞いて思い浮かぶのは、タブーや忌み言葉や放送禁止用語。使ってはいけない言葉は、なんだか人との対話を難しくするようにも感じます。
でも、「なぜ禁じられたか?」を考えていくと、言葉を受け取る側への「思いやり」に行き着きます。そう考えると、「禁句」も悪くない言葉なのかもしれません。
本書は豪華8人の児童書作家が、様々な切り口で「禁句」が生み出す人間模様を描いたアンソロジーです。
人を傷つけたり、救ったり、笑わせたり、泣かせたり、世界だって変えてしまう、禁句にまつわる8つの物語がつまっていて、とても面白くてぐいぐい読み進められるのですが、読後は言葉の力についてふと考えてみたくなる作品ばかりです。
ジャンルレスで読み味も多様なアンソロジーだからこそ味わえるめくるめく読書体験を、ぜひ親子でお楽しみください。