5年ぶりの長編小説、新たなる代表作。
小説家・松川貢は、郷里の幼馴染みである田持猛とゆるやかにSNSで繋がり続けていた。
運動が得意だった猛は、貢にとって仰ぎ見る存在だったが、いまやその関係性は真逆のものになっていた。
貢と関係を持っていた遙は、ある出来事を機に、カナダ・バンクーバーで生活を続ける親友の万千花のルームシェア相手になる。
幼少期から互いを知る二組には、それぞれの時間が着実に流れていた。
執筆3年。
絶望と勇気が肩を組んでやってくるような、
直木賞受賞作「サラバ!」、がん闘病ノンフィクション「くもをさがす」著者の新たなる代表作。
【編集担当からのおすすめ情報】
北海道新聞、中日新聞、東京新聞、西日本新聞朝刊各紙(2025年4月~2026年5月)に掲載された著初の新聞連載小説です。書籍化にあたり、加筆改稿されています。
担当したデビュー作「あおい」から22年。そして、直木賞受賞作「サラバ!」から12年。執筆期間3年に及んだ本作は、何度読んでも、西加奈子さんにしか書けない、いや、今の西さんだからこそ書けた小説なのだと強く思います。ぜひ、お手に取ってお読みいただけたら幸いです。