思考実験で自分がわかる、思考が深まる!
思考実験は、あなたの真の価値観や倫理観をあぶり出す!
暴走したトロッコの線路の先には5人の作業員がいて、ぶつかれば全員が死ぬ。あなたの前には進行方向を変えるレバーがあるが、その先には作業員が1人いて、レバーを引くと1人が犠牲になる。あなたならどうする?
このトロッコ問題で知られる思考実験。本書では昔話を題材にしたオリジナル問題と、それに関連する有名な問題、計10問を考えていく本です。
長く語り継がれてきた昔話を「もし〇〇だったら」という視点で考えると、思いがけない発見があります。
桃太郎:もし桃太郎が盗賊だったら
かちかち山:もしうさぎが快楽犯罪者だったら
一寸法師:もし一寸法師がペテン師だったら
海幸と山幸:もし弟が兄に下剋上を企てていたら
思考実験とは脳を次のステージに引き上げるための冒険です。ストーリー仕立ての物語の中で、主人公たちと一緒に楽しく、深く考えることで、脳が鍛えられ、以下の6つの力が身につきます。
①論理的思考力 ②表現力 ③多角的視野 ④問題解決能力 ⑤想像力 ⑥比較力
本書を読んだ後はきっと、身のまわりの出来事やニュースなど、すべてが刺激的に感じることでしょう!
【編集担当からのおすすめ情報】
本書で取り上げる4つの昔話「桃太郎」「一寸法師」「かちかち山」「海幸と山幸」は、昭和の時代に刊行された本をもとに、内容はそのままに文章の一部を割愛し、読みやすいように整えて掲載しました。
これらの昔話を読むだけでも、こんな話だったっけ?と驚くはずです。たとえば……
一寸法師って、けっこう悪いやつ。姫とけんかして負けた腹いせに、殿様にうそをついて姫を陥れるなんて!
山幸彦には誠意がない! 海でなくした兄の釣り針を探すために海神の宮に行ったはずなのに、海神の娘と結婚し、3年間も針を探すことなく過ごすなんて、と。
果たして、昔話の主人公たちに正義はあるのでしょうか。
本書の主人公・知樹(高1)と鈴香(中2)は、なぞの老人に出題された思考実験の問題を、家族4人で意見を出し合いながら深く考えていきます。
みなさんもぜひ4人とともに、思考の冒険をお楽しみください!
なお、本書では、昔話の思考実験と関連させて、代表的な思考実験や逸話を6つ紹介しています。
トロッコ問題、幸福の街オメラス、ギュゲスの指輪、ミダスの手、最後通牒ゲーム、テセウスの船。