現役医師が描く、感動の医療・家族小説
明日見つむぎはごく幼い頃に両親を亡くし、親戚の奈緒に引き取られた。奈緒は義母としてつむぎを懸命に育てる一方、母と呼ばれることだけはかたくなに拒んでいた。
そんなある日、病院から奈緒が倒れたとの連絡が入る。急ぎ病院へ駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状に加え、奈緒が実の母親であると告げられる。信じがたい言葉に愕然とするつむぎ。しかし医師が示したカルテには、奈緒が凍結胚を用いて妊娠し、つむぎを出産したと記されていて――。
凍結胚に秘められた母娘の謎。母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。「あしたの名医」シリーズや『偽医者がいる村』など、話題作を続々と放つ最注目の医師作家が描く、感動の医療・家族小説。