木彫家・はしもとみおが創作の秘密を披露
動物の肖像彫刻家・はしもとみおさんが芸術の道を志したのは19歳のとき。それから、これまでに描いた膨大な数の水彩画からおよそ50点を収録しました。「うまく描こうとしない」「こころを整えてから描く」「見えないものも描く」といった、はしもとさんが生き物を描く際に大切にしている10のテーマに分けて作品を掲載し創作の過程を披露しています。
はしもとさんが制作する動物彫刻は、実在する個々の生き物をモデルにしています。水彩画も同じです。はしもとさんが描いた生き物は、愛犬の月くんをはじめ、アトリエや友だちの家、動物園や水族館、旅先などで出会ったラクダ、サル、ラッコ、ペンギン、シカ、ネコ、ネズミといった動物からハチやタマムシといった昆虫までさまざまです。
はしもとさんは生き物たちを描く際に名前を付けて呼び、独自の姿や動きをとらえ、目に見えない感情や思いも表現しようとしてきました。本当の美とは何かを追い求め、なぜ描くのかと問い続け、迷い、もがきながら描いてきました。はしもとさんが生き物たちから教えてもらったことや受け取ったメッセージ、芸術への考えや歩んできた道のりを水彩画とことばで伝えてくれます。
【編集担当からのおすすめ情報】
『あしたやさしくなれますように』(小学館・2025年)に続く、木彫家・はしもとみおさんの画文集です。本書は、はしもとさんが19歳のときからこれまでに描いた膨大な数の水彩画から、ご自身が50点ほど選び、作品ごとに言葉を添えています。それは描き方だったり、生き物たちと出会ったときのエピソードや受け取ったメッセージ、そのときに発見したことや気づいたことなどさまざまですが、そのすべてが、はしもとさんの作品を理解する手がかりとなります。作品を鑑賞しながら、はしもとさんの創作の根源や過程を知ることができるのです。