峡谷を飛ぶ“野生の戦闘機”を捉えた写真集
敵のレーダー探知を避けるため、超低空を谷に沿って右に左に切り返しながら飛ぶ戦闘機。映画や漫画などの演出ではなく、現実世界でも軍用機が日常的に行っている低空飛行訓練、「ミリタリーローフライング:Military Low Flying」だ。
谷攻めする戦闘機の野性味あふれる姿に魅了された写真家・中野耕志は、20年以上にわたりイギリス、アメリカ、ギリシャ、スイスなど世界各国を巡りその姿を撮影し続けてきた。ただし低空飛行訓練の予定は事前には知らされないので、撮影のために登山しても飛行機が飛来しないこともしばしば。そんなギャンブル的な難しさもこの撮影の魅力で、低空飛行訓練撮影のための取材日数はのべ200日を超えた。美しい自然風景の中を飛ぶF-4ファントムII、トーネード、ミラージュ2000、F-15イーグル、F-16ファイティングファルコン、F/A-18ホーネット、F-35ライトニングIIなど、さまざまな戦闘機の谷攻めショットを1冊にまとめた珠玉の写真集。