大戦前のアメリカやパリにおいて作曲と指揮で活動した、関西出身の作曲家・大澤壽人の自筆スコアをファクシミリ版で出版。
本作は1947年3月に完成した、同楽器のための日本初の協奏曲。同月に大澤指揮/大阪放送管弦楽団とSax独奏・三澤清員により、JOBKラジオを通じて初演されました。
戦後の大澤は、社会には質の良い「中間層の音楽」が必要だと述べ、敗戦後を共に生きる人々に向けて活動し、進駐軍の影響でシンフォニックジャズの創作に意欲を燃やし、作風がセミクラシック風に変化しました。本作もこの傾向が反映されています。