はじめに
序章 ヒューマンエラーの定義と分類
1 ヒューマンエラーの定義
2 ヒューマンエラーの分類
3 「違っていた・わからなかった」エラー(誤認識エラー)
4 「知らなかった・できなかった」エラー(リソース不足エラー)
5 「しておけばよかった」エラー(安全行動省略エラー)
6 「してしまった」エラー(効率優先エラー)
7 分類のまとめ
8 事故に至らないようにする
第1章 なぜ人はミスをするのか
1 人間は効率優先
2 人間はトップダウン的に判断する
3 人間は選択的に注意を向ける
4 人間は自動処理をする
5 人間は知識やスキルが常に高いわけではない
6 人間はリスクを低く見積もる
7 人間の特性とヒューマンエラーの分類
第2章 滑走路衝突事故(誤認識エラー)――「違っていた・わからなかった」エラー・事例1
1 衝突事故はなぜ起きたのか
2 どうすれば事故は防止できたか
3 誤認識エラーを防ぐには
第3章 使用禁忌の薬剤を使った医療事故(リソース不足エラー)――「知らなかった・できなかった」エラー・事例2
1 使ってはいけないことを知らなかった
2 知識不足にはどう対処すべきか
3 知識がなかったことは責められるべきことなのか
4 リソース不足エラーを防ぐには
第4章 通園バス置き去り事故(安全行動省略エラー)――「しておけばよかった」エラー・事例3
1 送迎バス内に取り残され死亡した園児
2 確認がなされなかった
3 確認不足を誘発した背景要因
4 事故を防ぐには
5 安全行動省略エラーを防ぐには
第5章 速度超過で脱線した事故(効率優先エラー)――「してしまった」エラー・事例4
1 遅れを取り戻す速度超過
2 運転士の心理状態の問題
3 効率優先を生んだ組織風土
4 効率優先エラーを防ぐには
第6章 正しいリスク認知のために組織で取り組む
1 安全策が守られなかった触車事故――事例5
2 過積載による労災事故――事例6
3 個人のリスク認知
4 組織のリスク認知
5 組織的な教育や研修
6 安全情報の共有を
7 集団の中でうまく規範を作る
8 意識よりも行動として
第7章 安全文化の醸成
1 隠蔽文化
2 懲罰文化
3 学習文化
4 安全文化に必要な要素
5 心理的安全性
終章 ミスを許容し事故を防ぐ
1 分類を考えながら防止策を
2 Safety-IIの考え方――ゼロリスクを求めない
3 安全のために社会全体でコストを
あとがき